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2024年05月02日01:44

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『花の告発 煙雨に仇打つ 九義人』全24話+1を鑑賞致しました。

本日、U-NEXTにて、24話+1話を鑑賞致しました。前半のレビューは書かせて頂きましたが、前半12話を遥かに凌ぐ程、後期13話も凄かったです。恐らく中国宋朝をモデルにした、このドラマですが、現代劇ではまず配信不可能でしたと自分は思います。刺繍を教える住込み制の繍坊での師範による女生徒への性加害を描いた本作は、事件発生時の七年前の時系列と七年後の時系列が平行して描かれていますが、七年前のパートは正直申して辛く、毎回泣きながら観ておりましたが、現代でも性被害に遭った女性・男性でも泣き寝入りしているケースが非常に多いと自分は思っています。
製作者側もそれを承知していれるが故に敢えて「時代劇」として描いているんでしょうが、このドラマは「性被害」に遭った被害者の女性達が事件を公にしてどれだけの二次被害に遭うかと言う残酷な側面を情け容赦無く描いており、「世間体」とか「道徳」と言う「建前」の中で名も知れず多くの無名の方々がどれだけ辛い目に遭ってきたのか?
個人的には第19話の加害者である呉簾の過去のパートは不必要だと思ったのですが、最終回である24話で回収されるので、このパートは必要だったとは思いますが、どんな過去を背負っていたと言えども、人として赦される罪と決して赦すことが出来ない罪があります。
敵役の呉簾を演じた喬振宇(チャオ・ジェンユー)は、プロモーションビデオを観ていて20代の若手俳優さんかと思いきや43歳だったのですね。でも、良くぞこの役を引き受けて下さりました。役中の彼は本当に中華ドラマの中でも一二を争う位の嫌なキャラクターでしたが、誰かが演じなけらば為らなかったのです。
最後になりますが、第25話目はスピンオフ的な作品でしたが、製作者側も我々視聴者側もこうした話が本当は観たかったと言う意味で、全24話を鑑賞された後、観る事をお薦め致します。
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