mixiユーザー(id:5019671)

2024年05月01日21:23

47 view

【了解/承知 できればこれを最後にしたい】の続き?〈2〉

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986890608&owner_id=5019671

mixi日記2024年04月2日から。

 下記の続き。
【了解/承知 できればこれを最後にしたい】の続き?
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987407647&owner_id=5019671

 よくわからないので質問してみた。
【一般的に上司に「了解しました」はだめで、「承知しました」が良いと言われますが……その2】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13793200.html
===========引用開始
質問者:1311tobi質問日時:2024/04/20 22:36回答数:13件
先日、下記の質問がありました。
【一般的に上司に「了解しました」はだめで、「承知しました」が良いと言われますが・・・】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13784205.html

 かなり以前から諸説あって、下記のレポートで一応決着したはずですが……。
【「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について】
https://liginc.co.jp/246919

 いまだに「了解はダメ」説が根強く、結局〈「了解」は避けたほうが無難〉ということかと思います。困ったもんです。

 前問(と呼びます)のやり取りで興味深かったコメント。
1)No.3の
〈正しくは、「承知致しました。」です。〉
 というコメント。
 いったいどういう意味なのでしょう。

2)No.13のコメントのなかに出てきた主張。
〈上司の私が送ったLINEに対して【了解しました】とは何事か。失敬だ。今後は【承知しました】と返信するように〉
 しかも、それは〈私の推察ですが、その上司はビジネス書やマナーコラムなどを読んで、そういう考えを得た人ではないと思います〉とのこと。
 だとすると、いったいどこから出てきた主張なのでしょう。 
===========引用終了

 ちょっと勘違いをしていた。
『家政婦のミタ』で三田灯が使っていたのは「承知しました」。それは覚えていた。
 No.1へのお礼からから引く。
===========引用開始
『家政婦のミタ』ですか。
「了解NG説」の発生よりずっと後だと思いましたが、放映は2011年ですね。 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%94%BF%E5%A9%A6%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%BF

 そうなると、「承知しました」をヨシとするのにちょっと影響があるかも、です。
 個人的にはその当時から「承知しました」にはかしこまり過ぎの印象があって、ある種の「役割語」なら、いっそ「承知いたしました」もしくは「かしこまりました」にすればいいのに、と思った記憶があります。このあたりは記憶が……。
 たしかに三田灯のセリフとしては「了解しました」より「承知しました」が相応しい気もします。
「了解NG説」につながるか否かは不明です。関連づけた「マナー警察」の主張は見たことがありません。
===========引用終了
  
 質問板へのコメントでは『家政婦のミタ』との関連を意識しているものがほかにもある。ただ、「マナー警察」の主張ではこれにふれているものは見た記憶ががない。そのあたりは守備範囲の違いとでも申しましょうか。

 一方で、妙な記事を見つけた。全文は末尾に。
【「了解です」はいつから「失礼だから使うな」となった? 代わりに「承知しました」は本当に正しいのか】
https://www.j-cast.com/2024/01/06475898.html?p=all

 このテの記事は基本的に信用しないことにしているが、これは大学教授の話を聞いている本格派。
 この記事には次のようにある。
===========引用開始
「了解・承知論争」は、メディアではいつ頃から始まったのか。調べた結果、日本経済新聞(電子版)2009年3月28日付「NIKKEIプラス1」の記事が見つかった。見出しは「新人のその言動、気になりますか?――注意、理由の説明が必要(あなたはどっち)」。ここに、「『了解です』は『承知しました』『かしこまりました』が正しい使い方だ」という記述が確認された。 
===========引用終了

 菊池氏のレポートにある2011年より2年早いが、肝心の元記事が見つからない。
 このあたりは、ホジクればほかにもあるかも。
 この記事の記述にはいくつか疑問がある。
〈以前から『了解いたしました』など、丁重(ていちょう)表現として使われる」(「了解」を解説する説明)〉
 これがビミョー。5分類の「丁重語」の意味かと思ったが、後に〈『承知しました』は丁重な表現〉ともある。このあたり、教授の解説が曖昧なのか、「三省堂国語辞典」が曖昧なのか。
〈『了解しました』は丁寧語で、これで意味は十分伝わります。『承知しました』になると、謙譲の意味を含みますから、相手を尊重しているような姿勢が伝わる言葉となります〉
 もどうなんだろう。「承知しました」に謙譲の意味があると考えるのは「マナー警察」の主張では。
 こうなると、なんとも……。

【「了解です」はいつから「失礼だから使うな」となった? 代わりに「承知しました」は本当に正しいのか】
https://www.j-cast.com/2024/01/06475898.html?p=all
===========引用開始
2024.01.06 14:00
坂下 朋永

「了解です」と、上司や目上の人に返答するのは失礼――。近年、「ビジネスパーソンの常識」のようにこう言われている。

インターネット上のビジネスマナー講座のサイトには、目上の人への返事の正しい言葉遣いとして「承知しました」「かしこまりました」を挙げているものが多い。ただ、この説、果たしていつから言われているのだろうか。「少なくとも、自分が働き始めた頃にはそんな話は聞いたことが無かった」と思っている人も、意外と多いのでは?

気がついたら広がっていた「了解ですは失礼」という言説
気がついたら広がっていた「了解ですは失礼」という言説
広がったのは2007年〜11年あたり!?
「了解・承知論争」は、メディアではいつ頃から始まったのか。調べた結果、日本経済新聞(電子版)2009年3月28日付「NIKKEIプラス1」の記事が見つかった。見出しは「新人のその言動、気になりますか?――注意、理由の説明が必要(あなたはどっち)」。ここに、「『了解です』は『承知しました』『かしこまりました』が正しい使い方だ」という記述が確認された。

その後、2011年から「了解」と「承知」を区別すべきとする記事が増え始めていることも分かった。

J-CASTニュースBiz編集部は、「例解学習国語辞典」(小学館)などの編集委員を務める中部大学現代教育学部教授の深谷圭助氏に意見を求めた。

聞くと、「了解より承知が望ましい」という言説がいつ始まったか、特定できないと言う。一方、それが広がった時期は「2007年〜11年あたりではないか」。これは、2008年に日本で『iPhone3G』が発売されたことが大きいと推測。「スマートフォン(スマホ)が、iPhoneの発売から急速に普及して、一般の人も、ビジネスマナーとしての『承知しました』を知ることになったのではないでしょうか」と深谷氏。これは、スマホの普及によって社会人がそれまでより長い時間ビジネスメールを目にするようになり、ビジネスマナーへの関心が高まったのが原因ではないかとの意味のようだ。

「後付け」で生まれた
三省堂が発行する「三省堂国語辞典」には、以下の記述があると深谷氏。

「[豆知識]目上に失礼な語と言う人がいるが、以前から『了解いたしました』など、丁重(ていちょう)表現として使われる」(「了解」を解説する説明)
「[区別]『承知しました』は丁重な表現だが、『了解(りょうかい)しました』は ふつうの丁寧表現。ただし、『了解いたしました』と言えば、じゅうぶん丁重な表現になる。『承知いたしました』は より丁重な表現」(「承知」を解説する説明)
そのうえで、

「『了解しました』は丁寧語で、これで意味は十分伝わります。『承知しました』になると、謙譲の意味を含みますから、相手を尊重しているような姿勢が伝わる言葉となります。これが今の時代に必要な言葉の使い方なのかは、議論があります」
と述べた。併せて、

「もともと、日本のビジネスマナーは、アメリカンビジネスマナーに発するものですが、英語では、このような言葉の使い方、(了解と承知の使い分け)はしないと思います。後付けで、『了解が失礼で、承知が好ましい』という言説が生まれたことは、間違いないと思います。」
との考えも示した。

(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)
===========引用終了
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年05月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031