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2024年05月16日22:05

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旅行へ行く 旅行に行く

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986890608&owner_id=5019671

mixi日記2024年05月07日から。

【関連トピ紹介】13──助詞の話1 「〜ヘ行く」か「〜ニ行く」か
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=47781667
【助詞の話──「へ」と「に」(仮) 独り言です44くらい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-736.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1314772258&owner_id=5019671

『国語を教える文法の底力』(山田敏弘) 江戸時代{ニ/ヘ}続く時代 20230227
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12774670736.html

 以前辞書をひいたのはかなり前だから、2024年05月07日段階のWeb辞書を再度参照する。全文は末尾に。
 まず。前回見た下記の話
===========引用開始
1)「駅ヘ行く」か「駅ニ行く」か
 ※1)はちょっと曖昧かもしれない。〈「駅ヘ着く」か「駅ニ着く」か〉の二択のほうが明快かも。
===========引用終了
「ヘ」は〈1 動作・作用の移動・進行する目標地点・方向を表す。…の方向に向かって。…の方へ。〉。
「ニ」は〈3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」〉。
「駅{ヘ/ニ}行く」の場合はどちらを使ってもOKだろう。
「駅{ヘ/ニ}着く」の場合は、個人的には「ヘ」はちょっとイヤ。これを「間違い」と主張する勇気はないけど。

 この点を踏まえた上で今回のテーマサイト。
【旅行へ行くは、間違った日本語でしょうか? 旅行という言葉自体が、旅に行くを意味しているので、旅に行く】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13802217.html
===========引用開始
質問者:morinofukurou質問日時:2024/05/01 15:10回答数:28件
旅行へ行くは、間違った日本語でしょうか?

旅行という言葉自体が、旅に行くを意味しているので、旅に行く行く(重複、二重表現)になってしまうのではないかと思っています。

しかし、世の中にはこれだけに限らず、

着物を着る、煮物を煮る、選手を選ぶ、語学を学ぶといった表現も見聞きするので、これらも全て間違いになるのでしょうか? 
===========引用終了

 質問者の疑問に関して当方が入れたコメント。
===========引用開始
No.11

回答者: 1311tobi 回答日時:2024/05/01 18:04
まず結論を。
1)旅行へ行く
2)着物を着る
3)煮物を煮る
4)選手を選ぶ
5)語学を学ぶ

 いずれも「間違い」ではないのでは。
「間違い」としている文献などがあれば、ぜひ教えてください。
「間違い」ではないでしょうが、自然な日本語か否かというと、かなりビミョーな問題になり、同列に語ることはできないと思います。

 詳しくは下記をご参照ください。
【重言の話4(第2稿】 
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12674514048.html 

 要点をコピーしつつ、少し細かいコメントを。

1)旅行へ行く
2)着物を着る
 はリンク先の〈【4】同族目的語/単に字面の問題〉ではないかと。とくに問題はないのでは。
「旅行へ行く」と「旅行に行く」の話はまた別の話でしょう。
【助詞の話──「へ」と「に」(仮) 独り言です44くらい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-736.html

「煮物を煮る」は〈【1】不注意もしくは無神経あるいは稚拙の例〉ですかね。
「大根(……etc. 具体的な材料)を煮る」
「煮物を作る」
 ぐらいでは。

4)選手を選ぶ
5)語学を学ぶ
 あまりみない例ですが〈【4】単に字面の問題〉でしょう。気になるなら「選手をえらぶ」「語学をまなぶ」と書けばよいのでは。
「選手を選ぶ」は「議員を選ぶ」「代表を選ぶ」などと同様でしょう。
「語学を学ぶ」は「英語を学ぶ」「日本語を学ぶ」などと同様でしょう。 
===========引用終了

「旅行へ行く」は重言ではないと思う。仮に重言であっても間違いではないはず。
 ところが、新たな問題が出てきた。
「旅行へ行く」は間違いで「旅行に行く」が正しいのではないか。
 この考え方をしているのは下記かな。
===========引用開始
No.1

回答者: ピクセル7 回答日時:2024/05/01 15:12
厳密にいえば間違いです。
旅行する
ですね。
===========引用終了
「旅行(を)する」のほうが自然な表現の気がする。でも「旅行へ行く」は「厳密にいえば間違い」なのだろうか。

===========引用開始
No.10

回答者: bakaesaki 回答日時:2024/05/01 17:08
名詞なので間違ってないとか、明らかに誤っている回答がありますが、これは無視しましょう。旅行の意味は、「自宅を離れて別の土地に行くこと」という意味ですから、「旅行へ行く」は二重表現ですね。旅行という名詞を使いたいなら「旅行する」、行くという動詞を使いたいなら「沖縄に行く」とかにすべきです。ちなみに、百歩譲って「旅行に行く」ですかね。あなたの質問文にある「旅行へ行く」はそもそも助詞の使い方自体が間違っています。 
===========引用終了
〈「旅行へ行く」はそもそも助詞の使い方自体が間違って〉いる……そうだろうか。

===========引用開始
No.14

回答者: アスナロウ 回答日時:2024/05/01 21:24
間違いです。

旅行に行く
旅行をする

です。格助詞「へ」は方向の意識を表しますが、名詞「旅行」は方向の対象にはなりません。「東京へ行く」「学校へ行く」であれば正しい表現です。■ 
===========引用終了
 この回答者が信奉している文法は、一般的な日本語の文法とは違うものなので関わっても何もいいことがない。
【●●の宴】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979336752&owner_id=5019671


A 買いに行く
B 買いへ行く
C 買い物に行く
D 買い物へ行く
E 旅行に行く
F 旅行へ行く
 こうして見比べると、「A 買いに行く」「C 買い物に行く」「E 旅行に行く」が自然だろう。
「B 買いへ行く」は相当ヘンで、「間違い」といってもいいかも。
 これが「D 買い物へ行く」「F 旅行へ行く」だと、さほどヘンには感じない。許容範囲じゃないだろうか。
 



https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%B8/#jn-197857
===========引用開始
へ の解説
[格助]《現在では「え」と発音する》名詞に付く。
1 動作・作用の移動・進行する目標地点・方向を表す。…の方向に向かって。…の方へ。「西—向かう」

「今日 (けふ) 、車、京—とりにやる」〈土佐〉

2 動作・作用の行われる場所・帰着点を表す。…に。「庭—物を捨てるな」「父も母も留守のところ—訪ねてきた」

「十月十四日、関東—下着 (げちゃく) 」〈平家・八〉

3 動作・作用の向けられる相手・対象を表す。…に対して。…に。「父—送った手紙」「お母さん—よろしくお伝えください」

「われらが主の太政入道殿—、いかで参らであるべき」〈平家・二〉

[補説]「あたり」の意を表す名詞「辺 (へ) 」から転じたもの。本来は「に」が場所や動作・作用の帰着点を静止的に指示するのに対し、「へ」は、動作・作用の向かう目標を移動的に指示する傾向が強い。しかし、平安時代末ごろから、2・3の用法が生まれ、「に」との境界がしだいにあいまいになる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
===========引用終了


https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%AB/#jn-166083
===========引用終了
に の解説
[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時—間に合わせる」「紙上—発表する」

「熟田津 (にきたつ) —舟 (ふな) 乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」〈万・八〉

「二十一日、卯 (う) の時ばかり—船出 (い) だす」〈土佐〉
2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭—池がある」「右—見えるのが国会議事堂です」

3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家—着く」「東—向かう」

「蟻のごとくに集まりて、東西—急ぎ、南北—走 (わし) る」〈徒然・七四〉

4 動作・作用・変化の結果を表す。「危篤—陥る」「水泡—帰する」

「青葉—なり行くまで、よろづにただ心をのみぞ悩ます」〈徒然・一九〉

5 動作・作用の目的を表す。「見舞い—行く」「迎え—行く」

「白馬 (あをうま) 見—とて里人は車清げにしたてて見—行く」〈枕・三〉

6 動作・作用の行われる対象・相手を表す。「人—よくかみつく犬」「友人—伝える」

「人—若菜給ひける御歌」〈古今・春上・詞書〉

7 動作・作用の原因・理由・きっかけとなるものを示す。…のために。…によって。「あまりのうれしさ—泣き出す」「退職金をもとで—商売を始める」

「春の野に若菜摘まむと来 (こ) しものを散りかふ花—道はまどひぬ」〈古今・春下〉

8 動作・作用の行われ方、その状態のあり方を表す。「直角—交わる」「会わず—帰る」

「桐の木の花、紫—咲きたるはなほをかしきに」〈枕・三七〉

9 資格を表す。…として。「委員—君を推す」

「はじめより我はと思ひあがり給へる御方々、(桐壺ノ更衣ヲ)めざましきもの—おとしめそねみ給ふ」〈源・桐壺〉

10 受け身・使役の相手・対象を表す。「犬—かまれた」「巣箱を子供たち—作らせる」

「ありがたきもの、舅 (しうと) —ほめらるる婿」〈枕・七五〉

11 比較・割合の基準や、比較の対象を表す。「君—似ている」「一日—三回服用する」

「御袴着 (はかまぎ) のこと、一の宮の奉りし—劣らず」〈源・桐壺〉

12 (場所を示す用法から転じて、多く「には」の形で)敬意の対象を表す。「博士—は古稀 (こき) の祝いを迎えられた」「先生—はいかがお過ごしですか」

「うへ—も聞こしめして渡りおはしましたり」〈枕・九〉

13 (動詞・形容詞を重ねて)強意を表す。「騒ぎ—騒ぐ」

「風いたう吹き、海の面 (おもて) ただあし—あしうなるに」〈枕・三〇六〉

14 「思う」「聞く」「見る」「知る」などの動詞に付いて状態・内容を表す。

「この継母の有様をあたらしきもの—思ひて」〈源・帚木〉

15 比喩 (ひゆ) の意を表す。

「逢坂をうち出でて見れば近江の海白木綿花 (しらゆふはな) —波立ち渡る」〈万・三二三八〉

[接助]活用語の連体形に付く。
1 あとの叙述の前置きとして続ける意を表す。…と。…ところ。「考えてみる—庶民のための政治は当分望めそうにない」「こともあろう—警官にけんかを売るとは」

「あやしがりて寄りて見る—、筒の中光りたり」〈竹取〉

2 理由・原因を表す。…ので。…だから。

「渡し守、はや舟に乗れ、日も暮れぬと言ふ—、乗りて渡らむとするに」〈伊勢・九〉

3 逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…だが。

「日中の照りに乾いて、きょうは道が好かった—、小庭の苔はまだ濡れている」〈鴎外・蛇〉

「よろしうよみたりと思ふ歌を人のもとにやりたる—、返しせぬ」〈枕・二五〉
4 添加・並列を表す。…のに加えて。…の上にさらに。

「旅の空を思ひやるだにいとあはれなる—、人の心もいと頼もしげには見えずなむありける」〈かげろふ・上〉

[補説]接続助詞「に」は、用言の連体形に付く格助詞「に」から転じたもので、1は口語では多く「要するに」「こともあろうに」などの慣用的表現として用いられる。
[終助]
1 《上代語》活用語の未然形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。

「ひさかたの天路 (あまぢ) は遠しなほなほに家に帰りて業 (なり) をしまさ—」〈万・八〇一〉

2 《近世語》活用語の終止形に付く。軽く注意を促したり、とがめたりする意を表す。…のにな。…のだぜ。

「飯をたいたら、かゆになってしまうわな。米をたくといへばいい—」〈滑・膝栗毛・初〉

[並助]並列・列挙・添加・取り合わせを表す。「バター—チーズ—牛乳」「月—むら雲、花—嵐」
「有識 (いうそく) —公事 (くじ) のかた、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ」〈徒然・一〉

に【似】 の解説
[語素]体言の下に付いて、そのものに似ているさまを表す。「母親—」「他人の空—」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
===========引用終了
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