■【速報】衆院3補選 立憲民主党の候補がすべて当選確実【衆議院補欠選挙】
(TBS NEWS DIG - 04月28日 20:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7843406
今日（4月28日）に投票が行われた衆議院の3つの補欠選挙（東京15区、島根1区、長崎3区）で立憲民主党の候補がすべて当選確実ですか。不祥事による議員辞職や議員の死去などでの補欠選挙となりましたが、自民党は一部の派閥が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に記載しなかったスキャンダルなどでその信頼が「失われたに等しい」とされる中、いざ20時00分の投票締切を迎えるや、読売新聞のサイトを見ると、3選挙区とも立憲民主党の候補者にあっさり当確が打たれる事態となり、正直、どこかがっかりした感じが残りました。
うち唯一、与野党対決となった島根1区（自民党の細田博之前衆院議長の死去により実施）の補選では立憲民主党の亀井亜紀子候補（元）が自民党新人（公明党推薦）の元中国財務局長、錦織功政候補を退け当選確実。9人が立候補して混戦となった東京15区では立憲民主党の新人で先の江東区長選挙に立候補していた酒井菜摘候補が当選確実。長崎3区（政治資金収支報告書不記載事件を巡る谷川弥一＝自民離党＝の辞職）でも立憲民主党の山田勝彦候補が日本維新の会新人の井上翔一朗候補（学習塾経営）を抑えて当選確実、島根1区以外で候補者擁立を断念、立憲民主党の“総取り”と言うのが3補選の結果となりました。
このうち、東京15区（江東区）の補選（公選法違反事件を巡る柿沢未途議員（自民離党）＝の辞職に伴う）では、立民新人の元江東区議酒井菜摘、維新新人の元会社員である金沢結衣、小池百合子東京都知事が支援した無所属新人の乙武洋匡＝国民推薦、諸派（百田尚樹などにより結党された「日本保守党」）新人の大学客員教授の飯山陽など計9人が立候補する乱戦となり、特に「日本保守党」から出馬したイスラム思想研究者で麗澤大学客員教授の飯山陽候補の得票に注目していました。一昨年、安倍晋三元首相が選挙応援で遊説していた奈良市で殺害されて以後、「保守政党」としての体をなさなくなったと見られるようになった自民党に代わる保守指向の有権者の受け皿としての期待もあり、「今の政治家は日本を貧しく、弱くするような政治をしている。座視するのは忍びない。日本を豊かに強くする政策理念を掲げる日本保守党に共感した」としていたことで、自民党候補者不在のこの選挙区でどのような闘いを見せるのかに関心がありました。
しかし、東京15区の選挙では、諸派（「つばさの党」）の根本良輔候補の陣営が別の候補者が演説する隣で大音量で演説し選挙カーで追いかけ回すなどの行為を繰り返し、候補者が街頭演説の事前告知ができなくなる事態に追い遣られた状況が起き、松本剛明総務相が「公選法の自由妨害罪や刑法の暴行罪などの処罰対象になり得る」とコメントする程だったそうで、産経新聞が各陣営などに取材した内容によると、この諸派陣営の行為として、他陣営の選挙事務所前で大音量で演説する、他陣営の選挙カーを追い回す、無所属新人を支援する政治家の自宅付近で街頭活動すると言った行為があったとしていて、飯山陽陣営でもこうした（実質的な）選挙妨害があったとか。得票は、NHKのサイトによると
https://www3.nhk.or.jp/senkyo2/shutoken/20507/skh54852.html
となり、飯山陽候補は乙武洋匡候補に大差をつけての4番手となりましたが、こうした報道に接し、正直、東京15区の有権者は本当に気の毒だと感じますし、萎縮した気分になった人も少なくないのでしょう。「こんなことは想定していなかった」と語っていた国政政党の幹部もいるらしく、期日前投票の伸びの鈍化の遠因となったのは間違いないのではと思います。「つばさの党」の黒川敦彦代表は次の東京都知事選挙に出馬し同様の行為をする意向とも言われますが、公平な選挙の妨げになる行為が平然と行われることにもなりかねず、決して「対岸の火事」と考えてはならないと感じます。
で、結果は、立憲民主党候補者の総取りとなり、何ともつまらない結果と感じましたが、各選挙区それぞれの独自の事情や特性の違いはあれど、投票率が上がらなかったことが影響したのかもしれません。
（島根1区）
https://www3.nhk.or.jp/senkyo2/matsue/20312/skh54640.html
（長崎3区）
https://www3.nhk.or.jp/senkyo2/nagasaki/20506/skh54851.html
ログインしてコメントを確認・投稿する