神奈川県小田原市に清閑亭と言う国の登録有形文化財があります。
小田原城址の近くにある建物で、
福岡黒田家13代目の当主の黒田長成(くろだ ながしげ)の別邸として、
母屋は、1906年(明治39年)に建築され、
木造の一部二階建、数寄屋造りで、平家・二階家が雁行に連なっています。
特に、平家部分は造営当初のものとされ関東大震災をくぐりぬけた貴重な建築です。
僕は、2018年3月14日に行った事があります。
この清閑亭が小田原市内部でもめているようです。
小田原市は2021年3月、
民間業者から清閑亭を有効活用する案の募集を開始しました。
市と民間業者が対等に協議して事業化する民間提案制度を用い、
9者から応募があり、市職員6人が審査を行い、
市は7月に飲食店を運営する市内の民間業者を選定しました。
募集時の条件は、国指定史跡の敷地のため、
増築や掘削などの史跡に影響を及ぼす行為は行えないというものでしたが、
業者選定後、業者側が直火(じかび)を使うため、
木造の主屋に影響がないように調理室の増築をしたいと要望し、市は認めています。
飲食会社は3月25日、清閑亭を利用した料理店を開店しましたが、
2月下旬から3月初旬に営業許可を取らずに「お披露目会」と称した
飲食提供を有償で行い、県から食品衛生法違反の疑いで厳重注意を受けました。
これに端を発したのでしょうか、市議会でもこの問題が取り上げられ、
複数の市議が「業者選定のプロセスがずさん」として
市に第三者委員会による調査を求めましたが、市側は拒否しています。
さらに庭園の維持管理費が市の負担にもかかわらず、
庭に続く門が業者に閉め切られるなど
実質的に自由に立ち入りできない状態であることにも苦言があったとの事です。
2018年に行った時の写真などは下記に載せてありますが、
建物の写真は庭園に出ないと撮れませんので、今は撮れないかも知れません。
http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/a66650275.html
文化財の活用は、ここのところ活発になっています。
他の地域でも、登録有形文化財を活用した飲食店があります。
それは必ずしも悪い事とは言いませんが、
貴重な建物を活用する訳ですから、
遵法精神のあるキチンとした業者を選ぶべきで、
果たしてこの業者がどうだったのかと疑問を感じます。
詳しい経過などは、下記の毎日新聞の記事が分かりやすいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd35903313302d9ac07fd7a0e4dd6537e9789cc9
ここのところ、休みが多くなっていますが、
明日と明後日、所用により日記などを休ませて頂きますので、
お含み置き下さい。
【今日の一句】
ご自分は 社会の窓に 気が付かず
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