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2024年04月13日23:47

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神戸市室内管弦楽団第162回定期演奏会①

2024年４月13日15時開演
会場：神戸文化ホール大ホール

出演者(敬称略)
指揮：鈴木秀美
管楽器：神戸市室内管弦楽団
コンサートマスター：森岡聡
曲目
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756～1791)作曲
交響曲第39番変ホ長調K.543

20分休憩

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770～1827)作曲
交響曲第３番変ホ長調Op.55「英雄」

ウィーン古典派の御三家から二人と云う
直球勝負プログラムであるが、長らく
神戸市室内管のコンサートに通っている
人間からすれば、さもありなん。
前半のモーツァルトは神戸市室内管のレパートリー。
後半のベートーヴェンは生誕250年を記念
したチクルスを催した。現在は音楽監督に
就いた秀美さんが再び交響曲全曲演奏に
取り組んでおり、１、５～８番が完了した。
それにしてもモーツァルトの39番とベートーヴェンの
英雄交響曲を一緒に演奏するコンサート、
あるようでない。私はベートーヴェンが
１番好きな作曲家でモーツァルトが２番目
であるからベートーヴェンとモーツァルト
の組み合わせで何回も演奏会に赴いているが、
初見である。モーツァルトは35年の短い人生に
何曲も交響曲を作曲しているが、その内、
最後の39・40・41番を三大交響曲と呼んでいる。
従って代表作である、と云うのが私の認識
であるが意外と演奏機会が少なくて私は
１回しか生演奏を聴いた事がない。
前回はアマービレフィルハーモニー管弦楽団で
11月と少し時間が経った。
初めて聴いた時は最初のジャンと云う
フォルテに驚いた。しかも冒頭にAdagioの
序奏が付いている。この序奏が、あらぬ方向へ
行って不協和音になる。本曲を作曲した
1788年頃は依頼されて作曲すると言うより
自分の為の作品が現れる。先行する作品に
弦楽四重奏曲「不協和音」K.465がある。
主部はモーツァルトらしい優雅さと軽快さ
を持っている。
第２楽章は♭が１つ増えて変イ長調。
ヴァイオリンなど弦楽が優美な旋律を奏でるが、
途中でヘ短調に転調して情感的な演奏に。
第３楽章は定形のメヌエットであるが、
秀美さんの指揮では３拍子の１拍目が強調
されていた。
終楽章Allegroではあるが、16分音符が多様
されて疾走感がある。

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