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2024年04月08日22:13

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【映画】『オッペンハイマー』

第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィーさま)は、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。



実を申しますと、映画本編を観る前に以下の4本の予習動画を見倒したので、御蔭さまでこの人物が誰で、どのような成果と運命を辿った人なのか?或いはカラー&白黒の違いは、主人公であるオッパンハイマー側の視点がカラー、敵役であるルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jrさま)からの視点が白黒となっている上に時間構成軸がバラバラなので、私的には予習動画を観ておいて本当に良かったと思いました。


https://www.youtube.com/watch?v=8oCYxR6ckrk&t=0s
「全員に見てほしい映画オッペンハイマー予習動画」

https://www.youtube.com/watch?v=q4SE6TzyHFo&t=0s
「超わかる!映画オッペンハイマー最強解説!【ネタバレあり】」

https://www.youtube.com/watch?v=83_hVZ4Rs1s
「【50人以上がわかりやすい!】映画オッペンハイマー人物相関図【鑑賞前でも鑑賞後でもOK】」(これが一番役に立ったかも)



https://www.youtube.com/watch?v=2LBAZNG4KaU
「【予習動画】オッペンハイマーを観る前にこれを見ろ【ネタバレなし】復習にも使えます」(物理学的解説)



今回の映画で学んだのは「歴史は常に繋がっている」と言う事と、「技術は進歩しても人間性と言うものは古代ローマの時代迄遡っていても全然変わりが無い」と言う事でして、ナチス台頭と並行して、スペイン内戦があって、欧米から何人もの方がそれぞれの陣営で「義勇兵」として戦ったこと。映画が進みとある論文を出した日が、1939年9月1日、ナチスドイツがポーランドに侵略を行い、芋ずる式に第二次世界大戦へと踏み込んだこと。そして映画の中でも描かれていますが、ドイツからアメリカに伝手を辿って亡命した科学者も沢山いて、技術的にはドイツ人VSドイツ人の戦いであった事などです。


今回の映画で今なお物議を醸しているのが広島と長崎に於ける原爆落下シーンが無かった事ですが、これは原子爆弾を作った人(ロバート・オッペンハイマー含め12万人の方)、日本に投下するように命令した人米国第三十三代大統領ハリー・トルーマン(ゲイリー・オールドマン御大)、そして自分的に一番気の毒に思っているのが被爆で亡くなられた方同様にエノラ・ゲイ号に乗り合わせてしまった隊員の方々でして、彼等の心情を思うと居た堪れない気持ちになるのです。
今回、投下シーンを入れてしまうと焦点が二極化になってしまうので出さずに正解だったと思っております。

それ以上に良い意味で驚いたのが1945年3月10日の「東京大空襲」を台詞の中で言及している事であり、核兵器こそ使われなかったものの実際に調べてみると途轍もなくえげつの無い作戦だった事が判ります。


これ以上語ると論点がぼやけてしまうのでありますが、実際に作品をご覧になってから皆様一人一人が判断を下すべき問題であろうと考えております。


https://www.oppenheimermovie.jp/
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