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2024年04月04日12:15

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ラクサンポ341

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。川口が相談者、近藤とともに子ども食道に来ている。責任者、スタッフ女性と軽く打合せ。

スタッフ女性
「人手は足りてないので、来てくださるのは、ありがたいです。特に男性は力仕事ができるからね。女性スタッフは細かい仕事はできるんだけど、重たい荷物を運ぶのは苦手なんでね」

川口
「私も毎回、ここへ来て、手伝うのを楽しみにしているんです。今日はどんな料理を作るんですか」

スタッフ女性
「肉じゃが、にしようと思っています。肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギが企業と農家からの寄付で集まりました。倉庫から厨房へ運ぶのがたいへんなので、お願いできますか」

川口
「喜んで。今日、来たのは相談者の近藤さんです。お手伝いいたします」

近藤
「近藤です。よろしくお願いします」

スタッフ女性
「丹野です。お手伝い、ありがとうございます。二人で、肉と野菜を運んで下さい」

川口と近藤
「はい」

近藤
「倉庫て、大きいんですか」

スタッフ女性
「そんなに大きくないから、たくさん備蓄できません。一回、食事作ると、30%ぐらいなくなります」

川口
「すごい。そんな細かいこと、確認しているんだ。私にはできないな」

スタッフ女性
「在庫管理がしっかりしてないと、調理の予定が立たないじゃないですか。当たり前です」

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