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2024年04月11日12:00

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ラクサンポ342

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。こども食道で働く川口と近藤。他のスタッフと。

スタッフ女性
「戻ってきた。持ってきた野菜を種類別に分けて置いて下さい。手前の大きな机に全部、乗らないときは下でもいいから」

川口
「積み方がしっかりしていなかったで、倉庫内で、崩れていました。取り出すの、たいへんでした」

スタッフ女性
「ごめんなさい。ただ入れただけでした。今度は男性が来てくれて、力作業をしてもらいます」

ボランティア女性
「ジャガイモ、ニンジン、タマネギを持ってきてください。これから手分けして、切ります」
数人のボランティアが包丁を持って、机の上にあるまな板の前で待って居た。

川口
「ハイよろしくね。これがジャガイモ、ニンジン、タマネギです。もう一回、倉庫へ戻って、追加を持ってきます。近藤さん、行きましょう」

近藤
「半分ぐらいしか運んでいませんでした。行きましょう」

スタッフ女性
「ああ、待って。お米も10袋、お願いします」

川口
「ハイ、喜んで。仕事が増えるって、うれしいな」
二人がそれぞれ、一台ずつ台車を押しながら、倉庫へ向かう。




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