旧師範学校

地元の国立大学の前身が師範学校（教員養成校）だったというのは結構あるあるかと。
愛知教育大学も名前からして旧師範学校なんですが、戦後の再編時に結構なドタバタがありました。
名古屋師範学校と岡崎師範学校が火花を散らしたのです。バチバチと。
ここで県外の方々は？？となるのでしょうが、実は名古屋（尾張）と岡崎（三河）は同じ県になったのが明治政府のイヤガラセ※と邪推されるくらい気風の違うところなのです。
　※徳川家の本拠と分家がある関係で薩長藩閥からは冷遇された。
新制大学としては1949年頃に成立したのですが、その後三河地方も合併するに及び、誇り高き三河人たちが「環境の良い岡崎にキャンパスを誘致しろ！」と騒ぎ、当然ながら名古屋は反発。なまじ教育県で教師のステイタスが高いものだから、止める人がいなくて15年くらいにわたって紛争が続きます。
そして、最終的には合併するもキャンパスは刈谷に移転・統合　…これも県外の人には何とやら？ですが、刈谷市は尾張と三河のほぼ国境にある街です。現場の苦しさが伝わってきそうな立地決定ですね。
なぜ東京生まれで横浜育ちの小生がそんなことを知っているかというと、ジーサンがバリバリの岡崎師範学校出身の教育者（たしか校長先生もやっていた）だったからです。ジーサンは食道ガンで小生が２歳のときに亡くなっていますが、バーサンと親父から断片的に聞いた話を総合すると、まあ上のような感じになったというわけです。
あと県関係のところに仕事で出入りしていたことがありまして、名古屋市役所と愛知県庁（三河人が多い）の反目は21世紀になっても解消はしていないと思いました。

こんな↓事件を起こされて、あの世でジーサンたちは嘆いている筈…と思いつつ、
「やらかしたのは尾張のバカどもだら」「いや、三河のたぁけに決まっとるがや」と煽り合っているかもしれません。

国立大学法人・愛知教育大学が謝罪　学生が被災地で住宅侵入・窃盗、大麻取締法違反　有罪判決で退学に
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