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2024年03月29日04:51

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アメリカ 1強時代の終わり


世界の足並みが揃わない中、影響力を増しているインドやインドネシアなどを、どう味方につけることができるかが大きな課題となっています。 途上国にはもともと中国やロシアと関係の深い国が多くあります。

アメリカはこのところ一貫して「アメリカ・ファースト主義」で、アフガニスタンからもさっさと撤退してしまいました。世界からは無責任という声も上がっています。それでもアメリカのジョー・バイデン大統領は、新たな中国包囲網をつくろうと「IPEF」(アイペフ)を発足させました。日本語にすると「インド太平洋経済枠組み」です。

アメリカは2010年からTPP(環太平洋経済連携協定)を結ぼうと各国に働きかけました。太平洋をグルリと取り巻く国々で経済協力を強めようというのです。アジア太平洋地域で影響力を増している中国を牽制する狙いがありました。

ところが2017年にドナルド・トランプ大統領が誕生すると、「アメリカ・ファースト」をスローガンにTPPから脱退してしまいます。TPPに代わって注目を集めたのが、中国が交渉を主導したアジアの自由貿易協定「RCEP」(アールセップ)です。

日本語にすると東アジア地域包括的経済連携。参加国は中国・韓国・日本・ラオス・タイ・ミャンマー・ベトナム・シンガポール・カンボジア・マレーシア・ブルネイ・フィリピン・インドネシア・オーストラリア・ニュージーランドの15カ国。こちらはアメリカ抜きで発足しました。日本と中国が同じ協定に含まれるのは初めてです。

「これではアジア太平洋は中国のものになってしまう」と焦ったバイデン大統領が苦し紛れに打ち出したのがIPEFというわけです。参加国はアメリカ・日本・オーストラリア・ニュージーランド・韓国・インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシア・ブルネイ・インド・フィジーの14カ国です。

ただしこれは「協定」という言葉が使われていません。協定のように縛りが厳しくなく、関税の撤廃や引下げの交渉をしないというざっくりした枠組みです。「これから仲良くやっていきましょう」程度の緩い枠組みだからこそ、TPPにもRCEPにも入っていないインドを引き込むことができました。

これから日米がこの中身を充実させて、中国包囲網をつくっていこうというわけですが、果たしてうまくいくのか。ちなみに日本が主導した枠組みもあります。日本・アメリカ・オーストラリア・インドの4カ国で構成される「QUAD」(クアッド)です。

QUADとは4のことです。日本としては、経済面では中国を無視できませんが、軍事面では脅威です。米中関係は悪化しているし、オーストラリアもインドも、中国には警戒心を募らせているので、安全保障面などで協力していこうというわけです。

ソ連が崩壊した後、アメリカ1強の時代が続きました。しかし昨今のアメリカの内政、外交、ウクライナ戦争を見ていると、アメリカの覇権の終わりを象徴しているかのようです。代わって存在感を強めているのが、中国やインドというわけです。大きな影響力を持つ国が転機を迎えています。これからの世界秩序はどうなっていくのか。私たちは歴史的転換点にいるのです。

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