mixiユーザー(id:7986251)

2024年03月29日03:50

25 view

ちいさこべ

 少年時代を懐かしむ。老人となり美しい夕暮れに人生の黄昏を重ね合せ見てしまう。記憶は螺旋階段とも言われる。階段でなく直線のポールを伝わり過去まで一気に下れるのだ。
 「ちいさこべ」山本周五郎の作品だ。江戸時代、大火で孤児となった子供達が寄り添い生きていく。大人の善意で健気に。1962年6月東映で映画化された。主演東千代之介だ。私がこだわる理由は、学校から映画館に観覧する日にひどい風邪で休んでしまった。友達が学校で楽しくストリーを喋るのを聞くだけの寂しさが、強烈に残った。
 小説は青空文庫からも出され図書館に行かずとも読める。読めば涙もろくなってしまった現在大泣きしてしまうだろう。情け無い性格だ。
 子供は親を選べれない。貧乏、被差別民、もっというならば男女時代までと。災害戦争で犠牲になるのは小さな子供なんだ。今の時代でも、ウクライナロシア戦争、パレスチナ紛争をしている。ひもじさ腹を空かせ餓死する弱き者たち。沢庵和尚は「ひだるさ(腹が空く苦しみ)を思え。」と自らの苦しみ体験を同情心に持てとゆうた。
 何もすることの出来ないただ歳くった老人がいる。小さな子供たちの子供を悲しむしか何と無力だろう。
 イエスキリストは、「不幸な者は幸いなり。」という。激しい反発も湧く。だがそんな人達にもあの世で天国な行けると説いている。ほんとうのことは分からない。少なくとも絶望を抱かせ死を迎えるのでなく希望を持たせ旅立たせるのだ。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記