mixiユーザー(id:8729247)

2024年03月28日13:49

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コロちゃんのワクチンはこれより遥かに

新型コロナワクチンは、世界じゅうでコロナ死者を減らし、
重症者を減らして医療負担を軽減した。
統計を見れば明らか。
効果のある薬は当然副作用もある。
なーんにも副作用のない薬には効果もない。
新型コロナワクチン以外にも、使ったら死者が出た薬はなんぼもある。
抗がん剤のイレッサとかね。
死者が出たとき一時的に大騒ぎになったが、
この薬を使う以外に肺がんを治療する手段がない患者さんもいて、
いまだに使われている。

薬は全部、基本的に「毒」。
使ってみて、効果のある人、治った人が多いものを「薬」と呼ぶ。
効果がなく副作用で具合悪くなる人のほうが多いものは「毒」のまま。
ただそれだけだ。

サプリメントは薬ではないが、
「コレステロールを下げる」など実際の効果があるのなら
薬の仲間と考えてもいい。
下げる効果が強くないので医者処方の薬や薬局販売の一般薬にならないだけ。
そしてどんなに弱くても「効果」があるなら「副作用」もある。
自分も、昔「コエンザイムQ10」のサプリを飲んだら顔中にきびができた。
皮脂分泌を増加させてお肌「かさかさ」を「しっとり」させる効果を期待したが、
「しっとりさせる」以上に皮脂が出てしまったのが原因。
やめたら自然に治った。
ウチのクリニックの患者さんで、定期採血でいきなり肝機能上昇し、
「何かの肝炎?」と思ったら飲んでいるサプリの副作用と内科で指摘された。
その患者さんもサプリをやめたら自然に肝機能回復した。
お肌の変化は目に見えるが、肝機能はものすごく悪化しないと自覚症状が出ない。
だからこの患者さんもサプリが合わないことに気づかなかった。

そういうわけで紅麹サプリも「使って調子いい」人もたくさんいるはずだが、
残念ながら死者まで出てしまったのでは、一回発売中止にするしかない。
「薬」なら副作用死があった場合の後の手順はきちんと決まっているが、
サプリはそもそも「薬」扱いされてないので、
死者が出る想定はされておらず、
使用する人間が自分で選んで使用しているので、
使用者責任も多少発生する可能性がある。

新型コロナワクチンのように「薬」であれば、
もし万が一(死まで含めて)副作用が出た場合
その後の手順は決まっている。
ワクチンも任意接種で打った人間の自由意志による使用だが、
それでも「薬」扱いなら国が責任を取る仕組みなんだ。

最後に言うこと。
サプリでとれるものは食事でもとれる。
「サプリメント」は食品の扱いなのだ。
何かの理由でどうしても「食品でなくサプリ」を使うのなら、
使う目的、理由をはっきり意識してほしい。
「なんとなく健康によさそう」などいい加減な気持ちで使うべきでない。
コレステロールを下げたいなら、食事内容を吟味して毎日運動すればいいのだ。
好きなものを食べて運動もしないでコレステロールを下げたい、とか
甘いことを考えるとひどい目に遭うことがある、というのが今回の事件の教訓だ。

■「紅麹」摂取、死亡4人に=新たに2人判明、被害拡大―小林製薬
(時事通信社 - 03月28日 11:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7804169
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