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2024年03月25日22:35

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【第62期十段戦五番勝負第2局】

■井山二冠勝ち1勝1敗=囲碁・十段戦
(時事通信社 - 03月25日 18:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7800552

芝野虎丸十段に井山裕太王座が挑戦する 大和ハウス杯第62期十段戦(主催:産経新聞社、 日本棋院、関西棋院/特別協賛:大和ハウス工業株式会社) 挑戦手合五番勝負第2局が3月25日(月)に東京都千代田区の 「日本棋院東京本院」の幽玄の間で打たれ、 井山が190手までで白番中押し勝ちしシリーズ1勝1敗とした。
第3局は4月4日(木)に長野県大町市「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」」で行われる。

● 芝野十段、連勝スタートならず ○
https://www.sankei.com/article/20240325-77ZGL7EEOJLR3DVBK6HJU4UMPQ/?dicbo=v2-dHPtrWz

今期、前半戦のヤマ場である本局、黒番の芝野十段が星と小目に対して白番の井山二冠も星と小目でスタート。
小目の向きが違うので、マネ碁ではない。
黒は右下を一間に締り、白は右上へケイマに掛かった。
黒が大ゲイマに受けて、白は左下を一間に締まった。
黒が左上の三々へ侵入して実利を確保して、白は外勢へ回った。
次に白は右下へツケから入っていく。
白は一手遅れているため、窮屈になりながらも実利を確保して、黒は厚みを築いた。
続いて白は右上の三々へ入って実利を取りに行き、黒は勢力を築いていく。
お互いに左上の形を決めてから黒は左下へ掛かっていく。
右下と同じ様な構図なので、白は厳しく詰めて行った。
黒は即、凌ぎを目指すべく動き出し、下辺へも打ち込んでいく。
この場所で折衝中に白は右下へ様子見の手を打ったが、黒が手抜きした為、ここの黒の厚みが崩壊してしまった。
黒は代償を左下で求めていく。
左下は黒石が一つ増えたので、立場が逆転して白が凌げるかという状況になった。
黒は左右から封鎖する様に連絡を目指して、白は反発するべくコウを仕掛けていく。
よって、ここで局面が大きく動き出していく展開になった。
白はコウ争い中に下辺で黒を分断して捕獲する事により、コウに関係なく凌ぎ切った。
黒は代償の確保が出来なかったので、劣勢となっていく。
白は右下から右辺をヨセつつ、この付近の大石の凌ぎに着手した。
更に左上でも地を拡大させて、上辺へ打ち込んでいく。
この上辺付近でも黒は切断されて手になってしまい、左下のコウが未だ解消されていない状態ながらも劣勢を挽回出来ない局面が続いていて、遂に戦意を喪失してしまった。

これで、井山二冠は初勝利。
ストレートでカド番へ追い込まれるのを防ぐ大きな勝利である。
今期シリーズはタイのスコアで折り返し地点を迎える展開となった。

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