何を！そんなに信頼してるのかな？

またまた車を運転していて思ったことです・・・(^^;

車で走っていて、数百メートル先の信号が黄色に変わったんです。田舎なので、見通しが良く、右側からその交差点に向かって速足で歩いていく若い女性が見えたんですが、「あ〜、彼女にとっては、ちょうどいい具合に、青に変わるね」って思いました。わたしはブレーキを踏んで止まり、彼女は速足のまま横断道を渡っていきました。お互い、まさに、ピッタリのタイミングでした。

ただね・・・その時の彼女に、ちょっとした不安というか疑問を感じたんです・・・ん〜・・・彼女ね、こちらを一瞥もしなかったんです。

そう感じた私が変ですか？でもね、もし、わたしが止まらなければ、彼女、死んじゃいますよ。わたしが居眠り運転だとか、ながらスマホだとか、あるいは自暴自棄になって他人に危害を加えたい人だとか・・・それで、赤信号でも交差点に突っ込んでくる・・・そういう可能性、そういう恐怖、彼女はまったく考慮してないみたいなんですが・・・いいんでしょうかね・・・それで大丈夫なんですかね。

彼女、決死の覚悟で賭けに出たわけじゃないと思うんですよ・・・もしかしたら車は止まらないかもしれないが、その可能性は低いに違いない、だからその可能性にかける、賭けに負けても、それは自分の判断だから誰も恨みはしない・・・なんて思ってたわけじゃないと思うんですよ。

きっと、彼女は信じてた、けっしてそんなことにはならないと。そんなことはあり得ないと。そんなこと、考える必要さえないと。

でも、彼女のその信頼は、いったい何に対してなんでしょうね。人間というものの善意？　世界でも稀なルールを厳守したがる日本人？　自分だけには決して不幸なことは起こらない？

悪いけど、それらのどれも、信頼するに値しませんよ。

人を見たら悪人と思えとはいいません。だれもが隙あらばルールをすり抜けて自分だけ得したいと思っているなんて言いません。けど、人には確かに悪意も邪心もあるし・・・なにより、"うっかり"は本当によくあることです。せめて、横断歩道を渡るときに左右を確認することくらいの"自分の身を守る"方策は、講じておきましょう・・・と、思いました。

冷めた言い方ですが・・・信じすぎると"裏切られた"っていう感情が生まれて、自分自身が生きづらくなるように思います。信じるか信じないかではなく・・・もっと曖昧なところで周りの色んなことを受けて入れてくと、ずいぶんと生きるのが楽になると思います。
だから、ほどほどの警戒心や対応策の設定は、しておくにこしたこと、ありませんよ・・・横断歩道を渡るときは、先に左右を確認する程度のことはね(^^;。