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2月9日金曜日は仕事で13時過ぎに由利本荘市役所を訪問することになっていたので昼飯は由利本荘で食べることにした。
自分が普段通っている秋田駅前のカラオケスナックのマスターが由利本荘出身で、本荘でラーメンと言えば「清吉」と教えてもらったので今回はラーメンを食べることにしてその「清吉そばや」で「中華(640円)」を注文。
配膳時に「天かす付けますか?」と尋ねられ、ラーメンなのに天かすとは少々戸惑ったが、一緒に持ってきておりそれが由利本荘スタイルなんだろうから天かすも置いて行ってもらった(写真3)。
チャーシューではなく鶏肉が盛られているし、何とも不思議なラーメンである。
まずは天かすは入れずにスープをひと口飲んでみようと思うがレンゲが見当たらないので丼に口をつけてすすってみると、ラーメンとそばの中間のようなかなりあっさりした和風のスープがおいしい。
次に麺を食べるとなかなか旨い。
チャーシューではなく煮た鶏肉も食べてみる。
秋田で言う「しねぇ親鶏」、固い親鶏もおいしい。
途中からは天かすも投入。
これは一体ラーメンなのか。
あっさり和風の味わいに天かすの揚げ油のコクが加わりおいしいじゃないか。
さらにコショーも掛けていただく。
コショーで味が引き締まり旨い。
おいしくいただき麺は残り1口まで食べ進んだ。
この醤油味のスープは、聞けば親鶏の煮汁を使っているんだそうで、もう1口、もう1口と飲んでしまい、結局は全つゆで完食。
何とも独特な「清吉そばや」の「中華」、こんなラーメンよそで見掛けたこともなく本荘のソウルフードと言っていいだろう、おいしかったな。
翌週水曜日、2月14日水曜日は13時半に由利本荘市消防本部を訪ねる仕事があったので、今回も昼飯は由利本荘で食べることにした。
前回市役所訪問時に面会した市役所幹部に「清吉そばや」のラーメン(中華)を食べてきたことを伝えたところ「(清吉そばやの)かつ丼もおいしいんですよ」とのことだったので、今回はその「かつ丼(850円)」も食べてみようと注文。
見た目は普通の卵とじカツ丼だが、色がかなり黒っぽい。
溶き卵も煮られてこの黒さである。
まずはトンカツには手を付けず黒いつゆが浸みたご飯を食べてみるが、甘じょつぱいと言うより苦甘い。
次に衣にその黒いつゆが浸みたトンカツもいただく。
苦甘い煮汁が浸みたトンカツが旨いな。
ご飯とトンカツを一緒に食べてももちろんおいしい。
苦くて甘い不思議な味わいの「かつ丼」をおいしくいただき食べ進み、残り1口になった。
そして完食。
ラーメン(中華)もかつ丼も独特な「清吉そばや」、特徴的で印象に残る店であった。
本荘出身者が故郷を離れ、久しぶりに帰省した際には真っ先に食べに来たい店なのではないだろうか。
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