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2024年02月16日20:32

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【第48期 囲碁 棋聖戦七番勝負第5局】

■一力三冠3連覇にあと1勝=囲碁・棋聖戦
(時事通信社 - 02月16日 18:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7752650

囲碁界最高位の棋戦「棋聖」3連覇を目指す一力遼棋聖に 井山裕太王座が挑戦する 第48期棋聖戦挑戦手合七番勝負 (主催:読売新聞社・日本棋院・関西棋院、共催:河北新報社、特別協賛:サントリーホールディングス) 第5局が2月15日(木)・16日(金)に千葉県勝浦市の「三日月シーパークホテル勝浦」で打たれ、 一力が白番中押し勝ちをおさめシリーズ3勝2敗とした。
次の第6局は2月29日(木)、3月1日(金)に神奈川県箱根町「ホテル花月園」で行われる。

● 井山二冠、カド番へ ○
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/kisei/20240216-OYT1T50112/

タイで折り返しとなって本局、黒番の井山二冠が小目と小目に対して、白番の一力棋聖が星と星でスタート。
黒がタスキに打ったので、白は2連星ではない形。
黒が左下をケイマに締り、白は右上へケイマに掛かった。
黒はコスミに受けて白は二間に開く。
黒が右下へケイマに掛かり、白は三間に高く挟んだ。
黒は即、三々へ侵入して実利を確保して白は外勢を築く。
黒は右上へケイマに掛かり、白はコスミツケから上辺方向へ跳んでいく。
黒は左辺へ開き、白は即、深く打ち込んで行った。
黒は手抜きして、左下から開き詰めて、白は右下の形を決めて右辺の大場へ先着。
黒は下辺で模様を拡大させた後に右下で切りを入れて戦闘開始とした。
白は左辺へ打ち込んだ石を動き出して荒らしを兼ねた凌ぎを決行していく。
ここ迄、比較的穏やかな展開であったが、本格的な戦い開始となった。
白は左下周辺で黒模様が拡大していたので、ツケから入って仕掛けていく。
左上の方が急場という事で、この周辺で両者共に弱石を補強し合いながらの戦いが続いた。
白は実利の確保にメドが立っていく。
左辺周辺では互いに二眼確保迄は程遠く、不安定な状況が続いた。
白は左辺と上辺で黒の連絡を遮断して、厳しく迫っていく。
対して黒は右上周辺でポイントを挙げた後に上辺でやり返して白へプレッシャーを掛けた。
生きの確保にメドが立たない大石は右辺方向へ伸びていく。
不安定な状態が解消されない中で黒が左上でコウを仕掛けた。
いよいよ局面が大きく動き出す気配となって、勝負所を迎えていく。
黒は右辺での局面の打開も目指して、白は左下の荒らしも画策する。
黒はコウを解消させて左上で生きを確保しながら、白地を大きく侵食した。
このコウ争い中に右辺で発生したコウを使っての代償を白は、目指していく。
このコウが黒が大きく不利なもので、白はコウを構成している黒石を捕獲しての凌ぎにメドが立って、攻め合っていた黒の大石が潰れてしまった。
これで、黒は左上での戦果を上回る大きな損失となってしまい、遂に大勢が決した。

これで、一力棋聖は3勝目。
今期シリーズは中盤戦が終了して、一力棋聖の優勢で後半戦へ突入していく展開となった。
差は僅か一つなので、井山二冠も未だ諦めずに逆転奪取へ望みを繋げたい。

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