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JR釧網線釧路・標茶間で毎年冬に運転される「SL冬の湿原号」に乗るのを毎年楽しみにしており(正確には釧路・東釧路間は根室線)、先月北海道旅行してきたが、残念ながら「SL冬の湿原号」に乗車することにしていた1月26日金曜日は発達した低気圧の接近により「SL冬の湿原号」を含め釧網線は終日全線で運転見合わせになってしまい乗れなかった。
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それはともかく今回はJR東日本と北海道の全線が新幹線・特急も含め5日間乗り放題という「大人の休日俱楽部パス(東日本・北海道)」を使っており、利用期間はあと2日間残っていた。
日本最北の街・稚内には20年以上前から通っている居酒屋がある。
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しかし、去年は稚内へは行く機会がなく、おかみさんは今年81歳になるはずで今も元気に営業しているか非常に不安であり、今回は1年半ぶりに確かめに稚内まで行って泊まることにしていた。
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1月27日土曜日は泊まっていた旭川から稚内へ行き、稚内に着いたら何はなくともその居酒屋「網元」へ向かい、お店が見えるところまで行ったらいつものように営業していた。
お店に着くとまずはおかみさんに挨拶して、前回ボトルを飲み切っていたので今回新しい焼酎のボトルを入れ、緑茶割りにしてちびちびやりながらお通しに出された貝の和え物をつまむ(写真3)。
そして、とりあえず北海道らしい魚を食べようとニシンの開きを焼いてもらう。
脂乗りが良く旨い。
サービスでおかみさん手づくりのニシン漬も出てきた。
そして、前回はお店が忙しく注文できなかった稚内名物で、ここ「網元」が発祥と言われる「たこしゃぶ」を今回こそは食べようと注文。
最初に野菜類を全部鍋に入れて沸騰するまで待つ。
稚内名産のミズダコをカチンコチンに凍らせて薄切りにしており、鍋が煮立ったところで1枚取る。
凍った薄切りのミズダコをしゃぶしゃぶする。
半生くらいに熱を通す。
酢味噌ベースのたれにつけていただく。
噛むほどにタコの風味が口の中に広がりめちゃめちゃおいしい。
「たこしゃぶ」は2020年2月以来4年ぶりだったが、やっぱり旨いのだ。
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「たこしゃぶ」を食べ終えた。
タコをしゃぶしゃぶした汁にはミズダコのダシが出ており、残り汁は残っていたたれに注ぎ残り汁も味わうが、このつゆが非常に旨い。
全つゆで完食。
翌日は朝6時台の出発で、稚内から秋田まで一気に帰ることにしており、朝飯も昼飯も食べに出る余裕のない行程だった。
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そこで、「網元」で焼きおにぎりを2個持ち帰りにしてもらい、会計すると新しいボトルも入れたこともあり6160円だった。
ともかく、今年81歳のおかみさんは耳が遠くはなってきたものの今も元気に営業してくれていてよかった。
翌朝早く稚内を出発し、旭川で乗り継いだ札幌行き特急「ライラック18号」の自由席者は空いていたので、遅めの朝飯というか早めの昼飯として車内で前夜「網元」でテイクアウトさせてもらっていた焼きおにぎりをいただく。
焼きおにぎり2個だけじゃなく、前夜食べさせてくれた自家製ニシン漬も詰めてくれていた。
焼きおにぎり2個のうち1個は味噌を塗ってもらった。
もう片方は醤油味で、魚を焼いた焼き台で焼いた焼きおにぎりはほんのり魚の香りがするような気がしておいしい。
81歳のおかみさん手づくりのニシン漬もありがたい。
そして完食。
今や日本最北端の宗谷岬に行ったりサロベツ原野を見物しに行ったり、稚内へ観光に行くつもりもなく、20年以上通っている「網元」に行くだけのために遠い遠い稚内へ行くのもめちゃめちゃ大変なのだが、宿泊費はしょうがないがJR乗り放題のきっぷを利用して別途交通費が掛かるわけでもないし、今回旅程的には少々無理したものの稚内まで来てよかった。
新しいボトルも入れちゃったし、また稚内へ行かねばならないが、それまでおかみさんが元気に営業してくれていることを切に願うのみである。
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