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2024年01月20日16:57

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日本カメラ博物館

思いつきで、半蔵門駅近くにある日本カメラ博物館へ行ってきました。

現:日本カメラ財団が、1969年11月に「日本の歴史的カメラ」事業を始め、その時から収集していた国産カメラのコレクションを、1989年日本カメラ博物館開館後に常設展示したのが始まりだそうです。コレクション数は2022年までに898点というから、驚きの数量です。

ビルの地下1階のワンフロアだけのこじんまりとした展示なのですが、カメラの伝来から現在までの歴史が、分かりやすい解説と実物展示でぎっしりと埋まっており、大変充実していました。これで入館料300円はかなり良心的です。

伝来は1848(嘉永元)年、オランダ船がダゲレオタイプの機械を持参し、これを長崎の御用時計師であった上野俊之丞が入手、島津斉彬公に献上したことが始まりとされています。その後、薩摩藩で写真研究が始まり、日本人によって初めて撮影された「島津斉彬公象」(重要文化財)、紙ネガ方式による「鶴丸城」が残されています。

アマチュア用の機材で初めて国産化されたものは、小西本店(コニカミノルタの前身)が1903(明治36)年に「チェリー手提暗函」で、これが先に述べた「日本の歴史的カメラ」の認定第1号機です。ちょうど、入口手前の写真機左上にあるポスターの機材がそれです。

その後は、第二次世界大戦中に軍事目的以外のカメラが事実上生産・入手できなくなる時期を除き、様々な変遷を経て世界に誇る技術を磨き上げてきました。現在では、ミラーレスカメラの全盛時代。最近25年ほどで、劇的に環境が変わりました。

入口に冊子や書籍がいくつか販売されています。その中でも、常設展示とよくリンクした「日本の歴史的カメラ」を購入しました。これが400円。展示とともに、とても充実した資料だと思います。カメラ好きな方は、ぜひ一度訪れると良いでしょう。



ところで、私がカメラに興味を持ったのは中学生の頃。私学の中高一貫校で男子校だったこともあり、メカ好きで鉄道好きな友人に恵まれました。図書館ではアサヒカメラ(廃刊)をよく読み、昭和から平成になったばかりの頃、PENTAXのnSFXというカメラをお年玉で買ったことが一眼レフカメラとの出会いです。渋谷センター街にあった、「カメラのさくらや」で買いました。今ではABCマートになっています。

時は下り、晩婚を経て中古マンションを購入して数年後、久しぶりに購入したのがこれまた中古カメラで、オリンパスPEN E-P3というミラーレスカメラ。2011年7月発売開始で、1230万画素。最新のものと比べると、もう数世代前の性能ですが、一度故障して基盤を全て入れ替えてまだまだ現役です。今度壊れたら買い替えですね。次は同社のOM-Dシリーズにしようかと。
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