世界の至宝、マウリツィオ・ポリーニが82歳でお亡くなりになりました。
改めてご冥福をお祈りいたします。
特にピアノ界隈の方々には、SNSで一瞬にして世界へ広がったかと思います。
生演奏はついに聞くことができずに、お亡くなりになったことがとても悔やまれます。
ところで、私にとってのポリーニは、師事している先生が絶賛するピアニストであるということが、まず第一です。
「ポリーニの演奏はとにかく完璧なの」と、おっしゃっていた印象が強く残っています。
さて、ポリーニのアルバムは3枚持っております。
録音年代が古い順に並べると
��1975年：ショパン／ポロネーズ（第1番〜7番）
��1990年：ショパン／スケルツォ（全曲）、子守歌（op.57）、舟歌（op.60）
��2012年：ショパン／前奏曲（全曲）、2つのノクターン（op.27）、4つのマズルカ（op.30）、スケルツォ第2番
ちょうど青年期、円熟期、老年期と年代が離れています。
また、�△鉢�で、スケルツォ第2番が被っています。ここが私としての重要ポイントになります。先生に、「ピアノは年を重ねると、だんだん音が枯れてくるの。でも、それがいいのよ」と言われたことがあります。
改めてスケルツォ第2番を聞いてみると、それが良くわかります。若い頃も良いのですが、私にはむしろ70代半ばの演奏の方が、より深い味わいがあって良いと思いました。本当に優れた音楽家は、年齢を重ねて、より円熟味を増すことは間違いありません。
素人の私が、軽々しく言うのもおこがましいのですが、勉強を重ねていくことの大切さは誰にも当てはまることなのではないでしょうか。
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