三拍子単独ライブ＠スタジオアレア

立川のスタジオアレアで三拍子の無料単独ライブがあったので行って来た。
　


第１部、第２部とあったのですが、どちらも超満員で警備員が出動する程。ラーメンスクエア内のステージでやるので、ラーメン食べに来たお客さんかと思ったら、三拍子目当てで来た人が結構いるという（私もだが）。前説のマンマ―レに「三拍子さんて、こんなにお客さん呼べるんですか？」とプチ失礼なコトを言われていた（笑）。

しかも三拍子は第１部、第２部で全てネタを変えて来た。彼ら確かにネタ数多いけど、これには吃驚。無料ライブでも手は絶対抜かないのね。ネタに自信がある漫才師としての矜持なんだろうね。
三拍子Ｔシャツが貰え三拍子と一緒に写真が撮れるというジャンケン大会付きでした。

因みに、ネタ中も写真撮影OKでした。一眼レフ持ってるお客さんもいた。男性も女性もいたので、男女共にコアなファンが付いてるんだね。

　
漫才中の三拍子。

※以下、もう少し詳しく感想を書きますので、ネタバレが嫌な方は、ここから先は読まない方が良いかも。
三拍子単独ライブ
会場：スタジオアレア
出演：三拍子　マンマ―レ（前説）

第１部、第２部ともマンマ―レが前説してくれた。
「いつも、毎週金曜日にサンミュージックの若手芸人がここでお笑いライブをやってるんですが、今日は特別に三拍子さんの単独ライブです！」「…て言うか。人凄くないですか？三拍子目当てで来たって人…結構いる…。」「え？三拍子さんて、こんなにお客さん呼べるんですか？」「三拍子さん最近ＴＶにも良く出てますもんね。ラヴィットのつかみ１グランプリ優勝。」「優勝ですよ！」「耳心地いい１グランプリでも、決勝に出て。」「で、お笑いエスポワール号予選敗退。」「何でそれ言うの？もっと良いのあったでしょう？」「高倉さんが、これ、絶対言えって言うの（苦笑）。」「何で？！芸人が選ぶ“売れてないけど、本当は面白い芸人”で１位なんですよ。芸人が選んで１位って凄いでしょう？こういうの言えば良いのに（笑）。」
因みに。マンマ―レの知名度も訊くが、どうやらパラパラの知名度だった為、２人「立川はホームだと思ったのに…」と落ち込む。因みに、私は知ってます。

で、三拍子が登場。まずは、自己紹介「僕の名前は高倉陵。隣りの相方の横にいるのが、高倉陵です。」「俺の自己紹介は？！」等、自己紹介ギャグでお客を掴む。
第一部のネタは、童謡、動物薀蓄、山手線の駅名の覚え方。

童謡。童謡を短く紹介。桃太郎は「桃太郎、あげましょう〜♪」久保氏「あげちゃうの？！」「どうせ、桃から生まれた子供だし。」「オイ！」
色んな童謡と混ぜてみる。しゃぼん玉と大きなのっぽの古時計。「屋根より高い〜おじいさ〜ん♪」「怖いよ！」お弁当箱の歌とかえるの歌としゃぼん玉。「これくらいの、かえるが、屋根まで飛んで〜♪」「デカイし怖い！」
最終的に、犬のおまわりさんを歌うが、どう歌ってもドリフ大爆笑の歌になってしまう。

犬のおまわりさん〜♪（ドリフの曲で）

動物薀蓄。動物の薀蓄を言えると恰好良い。父親なら子供に尊敬される。「お父さんカッコイイー！」高倉氏は、その動物の名前であいうえお作文をしつつ薀蓄を言えると言う。
しかし、どれも微妙なものばかり。お客さんに好きな動物を言ってもらいその薀蓄を言うも。「ラッコ！」「ラ、楽園にいる！ツ（失念）コ、これは嘘です！」「そもそも楽園って何処だよ？」

薀蓄を言う度高倉氏「お父さんカッコイイ〜！」と言うのだが、その場面（笑）。

山手線の駅名の覚え方。運動会の曲で覚えるのだが、高倉氏は久保氏に「シンバルをやれ」と指示を出す。「俺が、こう（ポーズ）やったらシャカシャカシャンシャンシャンだろ！」「…あ、そうやるのね。」それだけではなく、手を動かしたら「バフバフ」と言えと指示も。

高倉氏曰く「山手線の駅名を覚える歌で１番恰好良いところ。」横の久保氏は困惑気味（笑）。田端、駒込〜♪
因みにこのネタ、高輪ゲートウェイが増えてました！だが、駅名を言うのは久保氏の担当で、無理矢理入れる為駅名が「タカタカ」(^_^;)。久保氏「え？タカタカって言うの？」

ネタが終わって、単独ライブで売った3500円のＴシャツをジャンケンで勝った人にプレゼントと。「皆さん、今日は無料の単独ライブなんですよ！無料で来て実質3500円貰えるんですよぉ！」と高倉氏。久保氏「おい！あんまりそういうコトは言わない方が良いんだって！そもそもちゃんとギャラは、このお店から出てるんだよ！ただでやってるワケじゃないんだよ！」
Ｔシャツが三拍子ファンに当った（ジャンケン勝ち抜いた）のも面白かった。私はどっちも２回目で負けちゃったなぁ。

ジャンケン「パー！」な高倉氏。

「第２部も２時からあります。なんと、三拍子さん全部ネタ変えるそうですよ！２部も観に来て下さいね！」とマンマ―レから告知。「間にラーメンも食べられますからね！」

第２部
前説は同じくマンマ―レ。第１部も満員だったが、第２部は更に満員。後ろで警備員さんが待機。第１部から引き続き観ているお客さんも多い（私もだが）。

第２部の三拍子のネタは、CM、早押しクイズ、ランプの魔人
高倉氏はCMの仕事がしたいと言う。三拍子という名前なので、「美味い、早い、安い」のような三拍子揃ったというキャッチフレーズが作れると。
いざやってみるも、ビールのCMは「母さんビール持って来て。」「はーい」「泡が出る、シュワシュワ、茶色い！三拍子揃ったビール！」久保氏「何だそれ？喉ごしとか、キレとか言うんだろビールは。何だよ茶色いって。良さかそれ？」車のCMは「母さん、車持って来て。」「四角い、乗れる、走る、三拍子揃った車！」「走るって何だよ！てか、それが車だよ！」高倉氏「てか、オマエも『車持って来て』って何？はいって持って来ちゃったけど、奥さんどんだけ巨人なんだよ！」
　
「三拍子揃った…車！」の場面

早押しクイズ。高倉氏はどんな解答でも正解に出来ると。ここでは、お客さんから解答を貰っていた。正解したら（てか、実質全て正解する・笑）ポストカードプレゼント。最初ちびっこが「桃太郎は…」の質問で「桃」と解答して、久保氏「いやぁ、これは逆に難しい。全然違うコト言うからネタになるのに！」高倉氏「桃太郎は…何から生まれた？桃、正解！」

ポストカードプレゼントの時、久保氏単体のポストカードは残念賞という扱いになっていたのに笑った。久保氏「いや、俺も残念でしたね。って言うけど。」言うんかい！(^_^;)

ランプの魔人。私のお気に入りネタ。ランプの魔人が実際出て来たら吃驚して３つの願いなんて出来ない。だからシミュレーションしようと高倉氏。高倉氏がランプの魔人に扮して、久保氏が３つの願いを言うのだが、この魔人ずっと歌うし踊る（笑）。「歌うのやめて！」と言えば「それが１つ目の願いですね。分かりました。」「あ〜…。」又、歌い出す魔人。「人の話を聞いて！」と言えば、「それが願いですね。分かりました。聞きます！」（で、本当に話聞くだけ・笑）そして再び歌い踊る。魔人が舞台から飛び降り踊るので「飛び降りないで！戻ってきて！」と言うと、魔人「それが願いですね。分かりました。」全然３つの願い事を言わせてもらえない(^_^;)。
　

♪パラッパーパーパーとノリノリでエアトランペットをする高倉氏。ノリノリダンス。朗々と歌い上げる高倉氏。それを困惑した目で見る久保氏。
最早最後は、高倉氏の1人ミュージカル。

そもそも久保氏の３つの願いが「運動しなくても痩せたい」「食べても太らない体」「世界中の美味しいものが食べたい。」と、「デブの夢ばかり」（高倉氏の台詞）なのも良い。

第２部もＴシャツプレゼントと一緒に写真が撮れるという権利争奪ジャンケン。「第１部で貰ったという方…。いますね。又貰えたら２枚になります。メルカリで売れますよ。」「ダメですよ！転売禁止です！」
チビッコがいいところまで残ったのに最後の最後で負けて久保氏「あ〜、まさか子供が最初に負けてしまうとは！」「でも勝負だから仕方ない！」因みに、５位まで決めて、４位と５位にはポストカードセットが贈呈された。これを高倉氏が最初に言ってしまいマンマ―レに「そういうコトは後で言った方が盛り上がるんじゃないですか？」とマジダメ出しをされる(^_^;)。
「Ｔシャツは前に三拍子と書いてあって、後ろに僕たちが土下座してる姿がプリントされてます！」「どうしてそんな柄なんですか？」久保氏「単独ライブの時のポスターの写真なんだよ。」単独ライブ『ラストチャンスと言わないで』の時の写真ね。
持って来た物がいくつか余ったので、「これもあげちゃえば良いじゃないですか。残ってるんだから。」とマンマ―レに言われ、「残ってるんじゃないの！ライブ会場で売ってる物なの！それを特別に持って来たの！」と怒る高倉氏。
久保氏の地元が八王子の為、近隣ネタを話す。河辺の話をしたのだが、マンマ―レと高倉氏はピンと来ず。ずっと話してたら「もう、河辺の話はいいよ。」と高倉氏に言われる。が、河辺から来たお客さんもいて、しかも、Ｔシャツ当たったファミリーも「河辺から来ました。」と。「ほらね！河辺！河辺ファミリーだ。」と何故か得意気な久保氏。（河辺は横浜線沿線の駅名）
　

最後、手を振って去って行く三拍子。

トイレに行こうとしたら、三拍子がまだエレベーター前にいて、少しだけ三拍子とマンマ―レとお話し出来ました。バックに三拍子缶バッチとアクキー付けて行ったら気付いてくれた。マンマ―レも又ネタを観たいなぁ。

無料なのにとてもしっかりした単独ライブだった。三拍子、１部も２部もネタを30分くらいやってくれたもんなぁ。申し訳ないのでいくらかお支払したいくらいだった。
帰りにラーメン食べて帰りました。アレアレアにもお金を落とすから、又、三拍子呼んで下さい！

余談。斜め後ろでお笑いフリークらしきお嬢さんが中津川弦氏の話をしていて、「私も話に混ざりたかったな。」とＸで呟いたら、その呟きを見つけてコメントをくれました。こういう時、気軽に話しかけられる性格なら友達増えるんだろうねぇ…。