中学卒業後に建築現場で働いたEXIT兼近大樹、大工の“なり手不足”に持論「『道がない』と思い込んでいた」
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鬼怒川温泉の廃墟の写真があります。
コンクリートです。木造は、廃墟になりませんし、本当にいい木造は古民家として温泉旅館として移築させたりします。
もちろん、そういう建築は、大卒が作るものではありません。
師匠に仕えて技を磨いた昔ながらの大工です。
道はあります。
和食などもそうです。
本当にいい和食を作るのは、昔ながらの板前です。
(真面目にやれば、結構な生活ができます。また、師匠の方も、仕込みの一部を手つだわせて品数が多くなるので弟子が欲しいですが、師匠も、少子化で「道がない」と思い込んでいます)
いいものは、口コミで広がっていきます。注文建築のいいのと建売は、明らかに違います。
飲み屋もいい板前がいるところとそうでないところは、味が全然違いますし、後者が高いとは限りません。
なんで、夢を抱けないかというと、兼近さんが言う通り。「道はないと思い込む」ことでしょうね。
道は見つければいいわけで、営業のように切り拓く必要はありません。
そういう積極性が持てない時代にいるところが問題です。
ところが、時代は、ルネサンスと中世がそうであるとおり、長い併存期間があります。ヨーロッパでも、場所によっては数百年も中世が残りました。仮に、前の時代の方がいいなら、残っている前の時代を探せばいいと思います。
この兼近さんの話は、「中卒」がキーワードになっていますが、高卒や大卒でなければ出来ない仕事は、そう多くありません。
むしろ、中卒∔親方に入門という仕事が貴重であり、しかもなり手が少ないのが、現状だと思います。
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