まず、この事件は猿之助の話とは全く種類が違うことを言っておく。
猿之助のケースはいわば「一家心中」で自分が死にきれなかっただけ。
親ごさんは二人とも死ぬことに完全に同意している。
本人も死ぬつもりだった。
この医者(と共謀した医者)は
「死にたい希望のある患者を殺す」ことを職業上の知識で実行した。
しかもその患者は、ぎりぎりで翻意したようなのに
本人たちは耳を貸さずに殺してしまった。
「自殺願望のある人」に「いっしょに死んであげる」と言って
実は相手を殺すだけ、という事件はけっこう何度もあったが、
「自分たちの犯行痕跡を残さないで確実に人が死ぬ」方法を
職業上で得た知識で実行した患者殺人は、素人さんより悪質だ。
実刑判決で当たり前である。
医者になるのは大変だ。
入学試験がそもそもかなりの難易度、入学できてもバイトの暇なく必修授業、
実習も早いうちから入るし、進級も試験の成績にかかっている。
ましてや卒業試験に落ちたら医師国家試験は受験できない。
国家試験に落ちれば「医学部卒業」はしていても何の仕事もできない。
国家試験に受かってもまずは一番したっぱの研修医で、
今は条件かなりよくなったが、この事件の医師の時代は
「労働時間の上限など全く考えてもらえずにこき使われ」たはずだ。
そこをぜーんぶ潜り抜けたのに、
なんで人を殺す医者になりたくなったのだろう?
一種の燃え尽き症候群なのかな?
この患者を殺す前に、長く病気してた自分の父親も殺したらしいけど、
推理小説にある通り「殺人は癖になる」のかな?
半年も生理が続いているという患者をみて
「死にたいのかよ」と思うし声も出る(笑うとこ)んだが、
それでも「死なせてあげよう」とは思わない。
だって医者だから。
それが医者だから。
たぶんこの事件を起こしたセンセイとは、話が合わないんだろうな…
■ALS嘱託殺人、元医師に懲役2年6月=大久保被告と共謀認定―京都地裁
(時事通信社 - 12月19日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7680085
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