ジュニア文庫を読んでみよう!シリーズ。
「夜カフェ」
いじめや家庭不和で、学校や家庭に居場所がいない中学生たちが、カフェでシェアハウスして、週に一回こども食堂を運営するという、今まで読んだ中では一番、社会派の作品。
学園マンガでは理想の場所に描かれがちな学校だが、まー、どの学年、どのクラスにも折り合いの悪い奴はいたもので、あんまし居心地のいい場所ではなかったよね。
その辺のリアリティは抜群。
いじめ問題って難しくて、ヒロイン達が「夜カフェ」に居場所を見出しても、それはそれで学校でのいじめは無くならない訳で。
その辺のストーリー配分が上手くて、アッという間に4巻まで読んじゃったよ(笑)
ジュニア文庫の常で、力を貸してくれる大人の出番は必要最低限なんだけど。
カフェの場を提供してくれる叔母さんが3巻で入院しちゃって、手伝いを募集したら知らずにイジメっ子が応募してくるとか上手いよな。
4巻ではSNSの問題もあって(サブヒロインが芸能人の娘で、それがバラされる)、なかなか、読み応えのあるシリーズです。
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