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2023年12月06日05:23

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教育とは恐ろしいもの


昭和36年1月(1961)に、ケネディがアメリカ大統領に就任し、名演説を行ないます。翻訳を見ると「同胞のアメリカ国民諸君、国が何をしてくれるかではなく、国のために自分が何をできるかを問うてもらいたい。世界の同胞諸君、アメリカが何をしてくれるかではなく、人類のため、みんなで何ができるかを問うてもらいたい」

これはなかなかいい言葉です。私たちはいつだってそうでなきゃいけないと思うのです。してもらうのでなく、自分が社会や国のために何ができるのかを常に問うことは、これからの人類にとって大変に必要なことじゃないかと思うのですが、まあねえ、実際そんなことやっているヒマもなくて、自分のほうが大事だという人も多いわけです。

ケネディ大統領は、日本に対してもひとこと言っています。「太平洋は日米両国をへだてるものではないと考える。それどころか太平洋は私たちを強く結びつけている」かつての日米戦争は、太平洋をへだててお互いの意思はまったく、言葉さえ通じなかったのですが、これからは太平洋がむしろ日米両国民を結びつけるものだというのです。

といって隷属してはいけませんとケネディ大統領の代わりに付け加えておきます。この年はまた宇宙です。4月12日、ソ連の宇宙船ヴォストーク一号が、当時27歳のガガーリン少佐を乗せて、地球をぐるっと回ったのです。

すると、ソ連の宇宙兵器はアメリカ上空でストンと核兵器を落とせるわけですから、軍事的に非常に有効なのです。それはともかく、この時はガガーリンの言葉が世界的に有名になりました。「空は暗かったが、地球は青かった」

この後、たくさんの人が宇宙へ飛んで行っていろんなことを言っていますが、この言葉ですべて尽きています。ガガーリンはこの七年後、飛行訓練中に事故で墜落死してしまいます。誠に人間の栄光の裏には悲劇が待っていると言いますか、短く華々しい生涯でした。

一方で、アメリカは頭が痛いのです。またソ連におくれを取ったというので、冷戦は一層激しくなります。この年はまた、米ソ冷戦激化の証拠のように8月13日、ベルリンに壁がつくられました。東ドイツの人にとっての壁とはどういうものだったのか。

その問いに、東ベルリンの子どもたちは、「ソ連の特別の好意で、自分たちの国をつくらせてもらった。壁は国を守るための防壁である」と教わってきた、と話しています。いずれもソ連の お蔭だと。「ほんとにそう思ったの?」と聞くと、「思っていた」と答えています。教育というものの恐ろしさです。

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

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