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2023年11月30日21:21

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【第71期 囲碁 王座戦五番勝負第4局】

■井山二冠勝ち最終局へ=囲碁・王座戦
(時事通信社 - 11月30日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7656998

3連覇を目指す井山裕太王座に余正麒八段が挑戦する第71期王座戦挑戦手合五番勝負(主催:日本経済新聞社・日本棋院・関西棋院)第4局が11月30日(木)に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、17時56分に井山が167手で黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝2敗として、次の最終第5局で決着することとなった。
第5局は12月8日(金)に神奈川県秦野市の「陣屋」で行われる。

● 井山王座、カド番を凌ぐ ○
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD3071H0Q3A131C2000000/
https://igooza.nikkei.co.jp/71st/5ban_04.htm

今期シリーズの後半戦突入局となった本局、黒番の井山王座が小目と小目に対して、白番の余八段が星と小目でスタート。
黒が右下へケイマに掛かり、白は手抜きして左上へケイマに掛かった。
黒は右下をケイマに掛けて、白は実利を確保する様に押して黒も厚みを築く様に押す。
黒は右上をケイマに締まって、白は左下をケイマに締まった。
黒は左上をケイマに受けて、白は反対側を大ゲイマに受けた。
黒は左下へケイマに掛かって、白はコスミツケた。
黒が受けた直後に白は左辺の配石を活かすべく、下辺の大場へ打ち込んでいく!
黒は右側から二間開きを兼ねて厳しく詰めていった。
白が一間に受けて黒が二間に出ていく。
この周辺で最初の戦い開始となった。
帽子された白は急場になったので、凌ぎを目指して動き出していく。
下辺周辺でお互いに厳しく切りを入れていった。
お互いに切った石を捕獲して、中央への進出を果たした。
黒は上辺の大場へ先着していく。
黒模様が拡大して来たので、白は肩から入って消しに行った。
白は右上で黒を分断するも、黒は右辺の模様を拡大させた後に左側から大ゲイマに打って戦いを仕掛けて行く。
白は手抜きすると潰れてしまうので、動き出して補強を急ぐ。
黒は白を分断して厳しく迫って行った。
上辺の黒は右上との連絡を確定させてから、左上の補強を図るもココへ白は攻撃を仕掛けていく。
ここの黒と白は中央へと進出していくもお互いに薄い形で、下辺から進出してきた黒石と白石と同じ状況。
これらの石同士が絡んだ中央付近での複雑な戦いへと突入していく事になった。
黒は連絡を絡ませながら、白を攻めて行き、白は黒よりも連絡での凌ぎが難しい上、右上の弱石も放置状態にあり、黒よりも苦しい戦いになっていく。
黒は左側で連絡し、白は中央で切られてしまった。
白は出遅れていた右上を漸く動き出していく。
中央付近の攻め合いは難解を極めたが、黒は白三子を捕獲して安定し、上辺付近の白は何とか二眼を確保したが、分断状態が解消されない状況なので、弱石が残って苦しい局面が続いた。
黒は右下をヨセながら補強し、白は劣勢の挽回策として右辺を大きく纏める作戦を採っていく。
この周辺が大きく白地になると紛れる可能性も出て来るので、黒はリードを維持するべく、この周辺の荒らしを決行した。
白は左下の白模様を白地化して、下辺の大石を急いで生きを確定させてから、右辺の対応を図ろうとするも、ここを黒に切られてしまった。
黒は更に荒らしながら、右辺と中央側との白石を分断していく。
右辺側の白は何とか凌ぎ切ったももの、この周辺の白地化は完全に無くなった上、ここの中央側の白の大石は二眼の確保すら困難事態に陥ってしまった。
更に周囲の黒は全て安定していて、攻め合いへと持ち込む事も出来ず、遂に大勢が決してしまい、白は投了へと追い込まれてしまった。

これで、井山王座はカド番を凌いで、ニギリへ持ち込む事に成功した。
今期シリーズはフルセットへと縺れ込む大熱戦となった!

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