人気怪獣ベムスター登場回!
ヤプールも復活して、そこから送り込まれて来るのも嬉しい所。
ベムスターがZATステーションを食う、ガスタンクを狙うというのもオリジナルに準じていて嬉しい限り。
さらにZATが、前のベムスターの映像を流して研究するのも嬉しい。
セブンがジャックにウルトラブレスレットを渡す所まで撮影してたのかよ、と突っ込みますが。
オリジナルよろしく、ステーションの佐野隊長の家に訃報を届けるという、辛い役割を担う荒垣副隊長と光太郎さん。
その前に、南原隊員と北島隊員が、亡き佐野隊長を偲ぶ発言をしているのも、世界観を補強します。
辛い仕事を引き受けた荒垣副隊長含め、ZATの面々がいい味を出しています。
佐野隊長の息子トオル君が健一君の友達だった事もあり、健一君は友達から「タロウがいれば、ZATはいらない」と言われます。
昭和ウルトラで良く描かれる「ウルトラマンがいれば、防衛隊は必要ないのか?」テーマですが。
主人公の光太郎さんが、いつも「頼れるカッコいい兄貴」として描かれている為、「ZAT不要論」は、また他作品と違った重さを持ってきます。
そんな子供たちが通う寺子屋の先生、海野は、子供たちが他者に頼る弱い子になってしまうと、自らダイナマイトを手に、ベムスターに立ち向かいます。
子供の頃は「人間が怪獣を倒せる訳ないだろ」と思いましたが、今、見ると、海野さんにも、結構、追い詰められた感があるというか。
「子供たちを説得するには、もうこれしかない!」という必死さを感じます。
自分も大人になると「大人も万能ではない」とわかったからですかね。
海野を演じたのがデビュー直後の大和田獏さんなのが有名ですネ。
海野を救う為に、光太郎さんがタロウに変身するも、ベムスターに叶わぬ所で次回に続く!
ちなみにこの話が放送された頃、オイルショックが日本を襲っています。
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