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2023年11月20日02:15

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2 10月17日(火) 成田空港からムンバイへ 入国編

 成田からムンバイへ向かう飛行機は中国の上空を通る。
 お昼ご飯が終わり、デザートにアイスクリームが出た後は、機内が暗くなり、窓も閉められ(液晶なので暗くなるだけ)、夜のような雰囲気に。デイフライトなので、実際には寝る必要などないのだが、CAの休憩の都合とかもあるのだろう。
 そんな中でも、インド人の方々はギャレイに訪れ、おやつやら飲み物をもらっていく。どうやら、配布されるものとは別のおやつが色々積んであるらしく、バナナをもっていってるひともいた。

 実際、インド人の方々はおやつが好きなようで、小さな商店で売られているお菓子を買っていく人が沢山いたし、特にアイスクリームは何処へ行っても売られていて、食べている人が多かった。

 数時間が経過して、いよいよ目的地が近づいてくると、軽食に「パニーニ」が出た。パニーニ自体はイタリアの食べ物だが、ムンバイでは多くの店で売られている、そしてちょっと高価な食べ物。
 帰りのムンバイ空港で食べたが300ルピー程だった。
 ただ、旅行をした結果分かったことだが、PAVという食べ物は、四角いロールパンのようなものを半分切り口を入れて、そこに具材を突っ込む料理。おかずになるものは色々あるのだが、店店ではそれを並べていて、好きなおかずをパンに挟んでくれる。だいたい30ルピーから40ルピー程度で安価な食事となる。パンの切り口には赤いソースと緑のソースが両方塗られる。赤いのはチリソース、緑のはチャツネとか言われるらしい、どちらもかなり辛い。
 味をマイルドにするのはヨーグルトを使うのが普通。
 そういうPAVという食べ物の延長上にパニーニがあるように感じる。パニーニとPAVとのすみ分けは高級かリーズナブルか、と言ったところのようだった。

 軽食が終わると、飛行機は降下してムンバイ空港に向かうのだが、、、、、


 「地上が全然見えない」

 普通、雲の下に降りると地上が見えて大体の高度もわかるものだが、かすんでいて地上は見えない、そして空港に向かっておそらく緩やかな丘陵地の下り斜面に沿って降りていくようなのだが、突然飛行機のすぐ下にビルがあったりして、結構危ない感じがした。
 飛行機が降下を続けているのに、高度がずっと200mぐらいのイメージなのだが、とにかく地上は見えたり見えなかったりで、おそらくパイロットからも滑走路は見えていない。すごくひやひやな感じの着陸である。滑走路に降りても視程は50mほどしかなかった。

 いや、それってその先に他の飛行機がいたらぶつかっちゃうよね。というレベルである。管制官からも地上走行の飛行機が全部は見えてないだろうし、どうやってコントロールしているのだろう、、、、

 天気は 煙 えっ? 煙ってなに?

 とにかくそんな空港に降りて、まずは入国である。ドキドキもの。
 一応、ビザは成田の時点でANAの職員が見てくれてはいるのだけど、やっぱり本当に入国できるかどうかは入国してみないとわからない。
 いわゆる、何しに来たか、どのぐらい滞在するのか、という質問の後、両手の指紋をすべて登録してようやく手続きが終わる。かなり長かった、一人10分ぐらいは掛かる感じ。そして、2回目以降の入国者の人は、親指の指紋だけで登録情報と照合して本人確認しているようだった。

 ずいぶん時間が経過して、ターンテーブルへ行くと、もう成田からの荷物は回っていなくて全部降ろされてひとまとめに集められていた、、、なんか簡単に荷物無くなりそうな感じがする、、、、

 無事に荷物を受け取って、出口を探しつつ歩いて行った、明確に出口がどこかも書かれていなくてかなり右左右左して、ようやく出口へたどり着く。
 街まで出るためには空港タクシーを利用するつもりなのだが、そのためにまず現地通貨を手に入れなければならない。
 なけなしの50ユーロをインドルピーに交換しようと思っていると、向こうの方から

 「こっちこい、こっちこい」とおっさんが手招きしている。
 空港の正規の両替所なんだが、、、、、

 で、50ユーロ渡すと、
 「おい、もっと沢山こうかんしろよ」
 とか言われるわけだが、タクシーに乗るだけだからそんなには必要ない。
 しかし、交換して驚き、たったの4000ルピーにしかならなかった、、、、
 1.8円で計算すれば、7200円。激辛レートである。
 (今この日記を書いている瞬間の50ユーロは 8164円)

 でもまあ、レートが悪いことは事前情報で知っていた、それ故、少しだけのチェンジにしたのだが、、、

 現金を手に入れたので、次は空港タクシー
 うろうろしていると、左手の方にカウンターがある。その横にトイレがあったのでとりあえず一回トイレで落ち着いて、、、それからカウンターに近づくと、
 1500ルピー
 とか言われ、お金を払い、P4の駐車場へいけ、と言われる。

 空港出口を出ると、P7と書かれていて、その下がP6だった。
 エスカレーターに乗って下へ下へ行くとP4の駐車場があり、そこでタクシー会社名を言うと、車に案内される。
 フォート地区へ行きたい、といってホテル名を伝えたら。とりあえず車が出て、しばらく走ってからスマホを渡され、
 「この中から探せ」と指示される。

 つまり、カーナビへ自分で入力しろ、、、、、と。
 色々、いじったが分からない、全然わからないのだが、、、、地図画面にしてそこから場所を探した。ホテルの場所は事前にきっちり調べてあって、勿論地図もプリントアウトしてもってきてあるので、グーグルマップ上で探すのはさして難しくなかった。
 それか、深夜のドライブが続く。
   
 本当に目的地に連れて行ってもらえるのか?

 これは当然の不安であるが、こちらはポケモンGOのマップを開いて場所を見ながら旅を続ける。ポケストップもジムもかなりあるのだけど、ジム置きのモンスターが少ない。6体揃っているジムはほとんどない。どうも、こっちではプレイヤーが少ない様子。
 ちょうど、出発する1か月ぐらい前に、ポケモンGOのヒンディーバージョンがリリースされたので、それなりに新規プレイヤーがいることを期待していたのだが、、、、

 渋滞する街の中を、日本では考えられないようなラフな運転でタクシーはつき進んで行く。窓の外にはにぎやかな街の様子が見られ、インドに来た実感が沸く。
 1時間ほど走り、CSMT駅の横を通って、左折したところで、
 「ついたよ、ほら」 とAKインターナショナルホテルを指さしてくれた。
 無事についたのでお礼も込めてチップを1ドル渡すと、大変喜んでくれた。

 ホテルでは、とても歓迎してもらえた、ウエルカムドリンクにペットボトルの水をもらい、部屋は何処がいい? と二部屋見せてもらった。1階のフロント近くの部屋にしてもらった。エアコンとファンのある部屋で、わりと快適な感じがした。

 荷物を置いて、晩御飯を食べに行くことに。
 フォート地区には飲食店が沢山あることは事前に調べてあったが、実際歩いてみると色々なお店がある。きちっとしたレストランのようなものから、屋台まで。
 初めてなので、少し高級感のあるレストランに入って、ビリヤニを頼んだ。
 煮込んだ肉の上にライスがどっさり載せてあって、店員が皿に盛ってくれる。ひたすら食べる、辛いのでペットボトルの水も注文した。

 インド滞在中は、ペットボトルの水以外は決して口にしなかった。ちゃんとした飲食店では「飲める水」が提供されているらしいのだが、それはフィルターを通した水で、フィルターの管理が悪いと当たることがあるらしい。それは現地の人も良く知っていて、ペットボトルの水を注文するのはごく普通の事らしい。すべての店で水はペットボトルで注文可能だった。
 飲み物にバナナジュースを頼んだが、これはバナナのヨーグルトシェーキのような飲み物だった。甘い。
 この辛い物、と甘い物の取り合わせがインドの食文化、、、なんだろうか?

 とにかく、今回の旅行ではムンバイの外には出ていないので、私が体験したことがインドのどこの場所でも標準、なのかどうかは全く分からない。路線バスのように、事前の情報では利用が不可能だと思われていたものが意外と簡単に使えたりもしたので、ムンバイに行ったことのある人にとっても様々な面が見えたのだと思う。もしかしたらこの数年間で劇的に変化したようなこともあるかもしれない。

 お腹いっぱいになって、残った水を手に持って歩いていたら、物乞いの子どもたちが次々やってきて、其の内の一人の8歳ぐらいの男の子が、水が欲しい、というので、わずかに残っていたペットボトルを渡した。
 彼らにとっては飲み残しの水であっても、清潔な水は貴重品なのかもしれない。この旅で、物乞いに渡したのはこれが最初で最後だった。基本的には物乞いは相手にしていない。
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