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2023年11月13日11:16

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シネマ歌舞伎「日本橋」

11月11日
名古屋のミッドランドスクエアシネマでシネマ歌舞伎「日本橋」を観た。

作品紹介
姉の俤(おもかげ)を追う男と、二人の芸者の物語。
激しく絡み合いすれ違う男女は、悲劇の結末へと導かれていく・・・
泉 鏡花 作
齋藤雅文 演出
坂東玉三郎 演出

『日本橋』は昭和の文豪・泉鏡花が大正三年に小説として発表し、のちに自ら戯曲化するほど鏡花自身が愛していた作品です。坂東玉三郎が齋藤雅文と共に新たな演出を考案、そして実に二十五年ぶりにお孝役に臨みました。平成24年の上演時には満員御礼となったこの人気公演が待望の映画化。玉三郎自ら映像制作に参加し、隅々までこだわりぬいた作品に仕上がっています。あくなき探究と研鑽を積み重ね、芸と美を兼ね備えた坂東玉三郎ならではの『日本橋』にどうぞご期待ください。

あらすじ
大正のはじめ、日本橋には指折りの二人の名妓がいた。稲葉家お孝と、瀧の家清葉である。しかしその性格は全くの正反対で、清葉が品よく内気なのに引き替え、お孝は達引の強い、意地が命の女だった。医学士葛木晋三は清葉に姉の俤(おもかげ)を見て、雛祭りの翌日に七年越しの想いを打ち明けた。しかし清葉は、ある事情で現在の旦那以外に男は持たないと固く誓った身のため、葛木の気持ちはよく分かりながらも、拒んでしまう。葛木は傷心の別れの後、雛祭に供えた栄螺(さざえ)と蛤を放つために一石橋へ向かった。そこで偶然お孝と出会い、お孝は清葉と葛木の関係を知りながら進んで葛木に身を任せ二人は馴染みになった。これは清葉に対する意地だった。しかし、お孝には、腐れ縁の情婦・五十嵐伝吾がいた。それぞれの境遇や胸のうちを抱えながら、お互いに惹かれあうが…

この作品は 「シネマ歌舞伎」といっても、普通の芝居のような感じだった。
高橋惠子がライバルの芸妓として出演していて、女形の人と普通の女性が混じって出演していた。
玉三郎の演じる芸妓が 普通の女性と遜色なく 見れた。
人間の性別は どっちでもいいように思えた。

永島敏行も出演していて、女に入れ込んでしまって、自分の娘を捨ててしまうという男を演じていた。本当に熊みたいな感じだった。
自分の娘よりも愛してしまった女性を追い求めるというのは、私には理解できなかった。
女の心が 他の男性に向いてしまって、自分に戻ってくることは無いと知りながら、その男性に土下座するなんて 愚かだった。
そして、最後の悲劇。
だから、この作品は 「歌舞伎」として観るよりも、「人情噺の芝居」として観た方が良いように思った。
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