児童文学を勉強する為、ジュニア文庫をたくさん買ってきたのですが。
今日はその中の「四つ子ぐらし」の一巻を、通勤する間に一気に読んじゃいました。
本シリーズは元々「大人でも読んだら泣く」みたいに高評価でしたが。
面白かったなー。
まあタイトルからネタバレにならないでしょうが。
赤ん坊の頃、親に捨てられて、施設で育った女の子が。
中学進学と共に、政府の自立支援プログラムで、一軒家で子供だけで暮らす事になり。
行ってみたら、同じ顔の子が四人いて、たまげた、という。
実は四つ子が、四カ所に捨てられて、別々に育って来たのが再会したのだ!という
ハイコンセプト!
もちろん怪獣や魔法は出てこないから、キャラクターと、お話作りの勉強になったなー。
しっかり者で面倒見がいいけど、隠し事があるっぽい長女
ほとんど「スマイルプリキュア!」の、あかねちゃんの関西人 次女。
内気でマジメな三女→この子の一人称視点
かたくなに、姉妹との交流を拒む綾波四女
君はどのヒロインがいいかな?って、そういう作品じゃない!と思ったら、コミカライズはコンプティークでやってんの(笑)。わびこ笑っちゃった。
一巻は、かたくなに心を開かない四女との交流を、出生の秘密を交えて描きつつ。
主人公の三女の「普通の家がよかった」というコンプレックスを「私たちは、普通じゃないからいいんだ」に昇華するのが見事でした。
2巻も買ってあるんで読みます。
お約束の「お母さん探し」ネタがあるんだけど、これが捻ってあって凄い今風!
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