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2023年11月03日20:55

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第十七回 博多・天神落語まつり2023【小倉】笑いの花咲か兄さんの会in北九州芸術劇場中劇場

北九州芸術劇場中劇場で開催された「博多・天神落語まつり【小倉】笑いの花咲か兄さんの会」に行ってきました。
天候にも恵まれて・・・というか暑くなり過ぎでしょう?(;^_^A

開口一番は三遊亭わん丈さんの『荒茶』
今まで三回はわん丈さんの落語を聴いて来たと思いますが新作ばかりでしたので、初古典です。
お濃茶、ドロドロの上にあの状況ならきっついでしょうねえ。
同情しつつ笑いました。
ちなみに出身大学が北九州市立大学だそうで、北方に住んでいらしたとか一生懸命地元を強調なさっておいででした。
今は二つ目でいらっしゃいますが、来春には真打昇進だそうです。

続く三遊亭兼好師匠は『だくだく』
登場がずいぶん明るく楽しそうに出てこられましたが、そういうキャラでしたか?
生で拝聴するのが初めてです。
違和感を感じたのが、絵師に家財道具を描いてもらうところ。
ただで描いてもらうんだー。商売道具を使って正に絵を描いてもらうのに無料なんて図々しいなーと思ってしまうのが今の感覚で、当時はお互いに融通しあっていたのかもしれませんねえ。
基本的には楽しい噺で、私は大好きです。

そして仲入り前は柳家喬太郎師匠。
枕でゴジラの新作映画の話題をなさいまして、内心は落語の仕事どころではないと仰っていました(^_^;)
まあ、そう仰いつつも関西の噺家の方々の前ではやりにくいが今回の小倉にはいないので、と、大阪のおばちゃんの関西弁があやしい?新作『社食の恩返し』をして下さいまして、面白かったです。
今まで料理をした事のない独身社員が、夫の転勤と社食の閉鎖で大阪に帰ってしまうおばちゃんに初めての手料理を振る舞うという噺です。
何ともとんでもない料理を食べさせてしまいますが、現実的に食べられないのは「マリモ」だけ。
というか、北海道出身ならマリモが食べ物じゃないことぐらい分かりそうなものですが(*`Д')

さて休憩時間には、わん丈さんの手拭い販売と同時にサイン会も開かれており「どうしようかな?」と思いはしましたが、今回は見送らせていただきました。
サインはともかく、どうやら大学のお友だちも聴きにいらしていたようで、その光景を微笑ましく拝見していました。

仲入り後の林家たい平師匠は、枕噺に円楽師匠から落語まつりを引き継いだ事による苦労話と笑点のあれこれのネタを披露なさっていました。
噺は古典の『粗忽長屋』
自分が生きているのか死んでいるのかも怪しくなるという、そっかしいにも程がある長屋連中の噺で、笑ってしまいますよねえ。
噺の後にスターマインの打ち上げ花火を生で見せて下さって、そろそろ足腰に来そうだなあと思います。あ、そうそう「青雲」のCMソングも歌って下さいました。

トリの三遊亭小遊三師匠は、枕噺をなさりながらいつもよりネタ選びに悩まれたようで、ご本人ご自身がそう仰りながらもさらに迷っておいででした。
迷いに迷って選ばれたのが『蜘蛛駕籠』
酔っ払いが味があっていいですよねえ。どこまで繰り返すんだとハラハラしながら拝聴していました。

全体としても今日の会は大当たりでした。
とっても面白かったです。

追記:今回は噺はされず前座仕事に徹しておいででしたが、たい平師匠の御長男(だったかな?)が座布団を返したり、めくりを扱ったりされていました。
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