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10月16日月曜日は、11時に鹿角市役所を訪問する仕事があり、用務が済んだら12時をちょっと過ぎたこともあり、昼飯は鹿角で食べてから秋田市の事務所に帰ることにしていた。
前回初めて鹿角へ行ったときには伝統郷土料理の「けいらん」を食べたが、今でも「けいらん」を提供する飲食店はほかにはないようでもあり毎回「けいらん」というのも芸がなく、今回は違うモノを食べたい。
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ほかに鹿角の名物として有名なのはホルモンだが、自分はホルモン系が苦手なので避けたいところで、そうなると鹿角で何を食べるのがいいのか思い付かない。
そこで、鹿角市ではないが隣の大館市のマイミクさんだったら鹿角の店も知っているのではないかと「鹿角でホルモン系以外でランチにオススメの店はありますか」と問い合わせたところ教えてもらった鹿角市の中心街・花輪にある昭和10年創業の老舗ラーメン店「平和軒」へ行ってみたら満席で順番待ちしている客もいたが(写真1)、ほかに店を知らないので空くまで待って入店。
「かづの牛」を使ったご当地メニュー「鹿角ハヤシ」などもあったが、マイミクさんオススメの「極薄手打ちワンタン」入りで自家製多加水麺の名物「醤油ワンタン麺(650円)」を注文。
ラーメン部分は見た目は「昔ながらの中華そば」である。
まずはスープをひと口飲んでみる。
創業の昭和10年当時の「支那そば」と変わらぬ製法で、「鹿角産の豚骨と秋田県産の鶏骨ベース」で地元の「福寿(浅利佐助商店)」の醤油を使っているスープは煮干しやかつお節を使っておらず独特で、自分は初めて食べる味わいで自分にとっては「昔ながらの中華そば」の味とは異なるが、動物系のみでダシ取っているもののあっさりしておりなかなかおいしい。
その独特な味わいのあっさりスープに小麦粉とかん水、塩のみで作ったもっちり感のないボソボソの自家製多加水麺がよく合い旨い。
ワンタンは普通の「ラーメン(550円)」より100円高いだけなのに、3〜4枚ではなくこんなに盛られている。
その自家製極薄手打ち麺のワンタンも食べてみる。
さすがに「ラーメン」より100円高いだけでもありお肉はちょっとだけしか入っていないが、1kgの粉を畳3畳くらいまで薄くのばすというワンタンのスープを吸った薄くて柔らかい皮が絶品である。
そのワンタンと麺を一緒に食べてもおいしい。
チャーシューは皮の付いた部分の豚肉である。
近年流行りのトロチャーシューではなく、しっかり脂抜きした昔ながらの噛み応えのあるチャーシュー。
やっぱり皮が極薄のワンタンはスープと一緒にすするとめちゃめちゃ旨いな。
麺もワンタンもおいしくいただき残り1口まで食べ進んだ。
塩分摂り過ぎを避けるためスープは半分くらい残したが、麺と具は完食。
とにかく、普通の「らーめん」自体550円と激安だが、それにわずか100円プラスするだけでこれだけたくさん自家製のおいしいワンタンが乗った「(醤油)ワンタン麺」をわずか650円で食べられるなんて素晴らしいな。
しかも、自分が愛用しているQRコード決済のPayPayも使え、お店の前の有料駐車場も駐車券にスタンプ捺してもらえば無料になった。
隣町・大館市のマイミクさんに聞かなかったらまさか八幡平のふもとの鹿角・陸中花輪でワンタン麺なんて考えもしなかったと思うが、何年かぶりで非常においしいワンタン麺を食べることができた。
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