2014年版「ゴジラ」「ローグワン」でお馴染み、不穏な空気を描かせたら天下一品、ギャレス・エドワーズ監督の『ザ・クリエイター/創造者』を見てきました。
AIが核攻撃を仕掛けてきたせいで、ロボットを殲滅しようとする西洋と、ロボットをバリバリ日常に取り入れている東洋が対立する世界。
5年前に死んだはずの妻に似た女の情報を得た元軍人が、彼女を追ううちに、スーパーアンドロイドの幼女と出会い、一緒に旅をするギャレス監督版「人造人間キカイダー」だ!
巨大メカや戦闘ロボもザクザク出るド傑作。
ロボット版「アバター」にして「地獄の黙示録」。
アクションパートは、ほとんどベトナム戦争。
ほんと酷い事をするなアメリカは!という。
「イメージとしては『ブレードランナー』より『ブレードランナー2049』の方だね」というツイートを見ましたが、僕もそう思います。
『アバター』と『ブレードランナー2049』と『攻殻機動隊』を、横目でチラチラ見ながら作った感もありますが、ギャレス監督ならではの、不穏な空気も満載。
ほとんどベトナムみたいな渡辺謙基地が襲撃される時、ボオオー、みたいな音がして、水蒸気が立ち込める中、鳥がバタバタ飛びたって、渡辺謙が「なんだ!なんだ!」とか言いながら、襲撃メカが、なかなか姿を現さない辺りの緊迫感は相変わらずです。
日本語もいっぱい出るよ!
「龍角散ダイレクト」のネオンサインが話題ですが、私は比較的、まともだった日本語の中、「もういや遊牧民」というプラカードだけ気になりました。
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