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2023年10月12日21:20

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【ミュージカル愛】映画『シアター・キャンプ』

 
10月10日(火)、シネリーブル梅田にて昼回を鑑賞。観客15人くらい。

公式  https://www.searchlightpictures.jp/movies/theatercamp


このシーンを観て笑える人なら、本作を楽しめること請け合い。


<シアター・キャンプとは?> https://youtu.be/5XbTUh0u7wY
<即興演技の裏話>  https://youtu.be/ajHu5fqhWbQ



観ながら思わずニヤけてしまう、ミュージカル愛にあふれた楽しい群像劇だった。

開校直前に突然倒れたジョーン校長の代行をすることになった、ミュージカルと無縁な息子トロイ(ジミー・タトロ)。子供達は彼の呼びかけを無視し、前途多難…と思いきや、演技講師エイモス(ベン・プラット)が彼らを一発で注目させた。

1955年の名作ミュージカル『オクラホマ!』のオープニング曲「Oh, What a Beautiful Mornin'」に全員が反応する様に私は感動。https://youtu.be/O5APc0z49wg

「みんな、ミュージカル大好きじゃん!」と嬉しくなった。
一瞬映る彼らの持ち物にライザ・ミネリのポスターがあったりもした。
ミュージカルは、アメリカの伝統芸能であると同時に、今も人気のエンタメだ。

シアター・キャンプにやってくる子供達は常連らしく、ジョーン校長を慕っていた。
芸達者な子が揃っていた。子供時代のマイケル・ジャクソンを彷彿とさせる歌と踊りを披露した黒人男子。歌のオーディションで驚異的なロングトーンを聴かせ、主人公ジョーン役を射止めた白人女子。大きい子も小さい子も個性的だった。

曲はたくさん使われていたが、私が分かったのは『オクラホマ!』と『レ・ミゼラブル』の「On My Own」と、『ウィキッド』の「Defying Gravity」くらい。エンドクレジットの流れが早くて全然読めなかった。残念〜!

ラストの『Joan's Still』フィナーレ曲はオリジナルだが、スティーブン・ソンドハイムの曲っぽいメロディだなと感じた。(今年4月にミュージカル『太平洋序曲』を鑑賞)



エイモスがトロイに「子供たちは共演した作品で仲良しグループになっている。あの子たちは『レント』組。あっちは『フォッシー』組」と教えると、いかにもそれっぽい風情の子供達がいて笑えた。


ステージマネージャーのグレンが「ミュージカルを優先したいからストレートプレイのところは生音でやろう」とトロイに提案すると、トロイが「じゃ、ゲイプレイとは?」と質問。グレンが「えーと、ミュージカルかな」と答える場面は、予備知識があるとさらに面白い。

グレン役のノア・ガルビンはエイモス役のベン・プラットと私生活でカップルなのだ。
また、ガルビンは舞台版『ディア・エヴァン・ハンセン』の主役をベンから引き継いだミュージカル俳優でもある。

https://www.25ans.jp/wedding/celeb/a42104738/ben-platt-noah-galvin-engaged-221201-lift/


グレンの声を聞いた瞬間(女性のようだ)と感じたが、これが後に効いてくる。
裏方のスーパー何でも屋だったグレンが、発表会直前に「仕事をもらえたから」とキャンプを去った大人ジョーン役女子の代わりに大活躍。その見事な演技に口あんぐり。
グレンは有能すぎでしょ!分身でもいるの?笑

降霊術をやる音楽教師レベッカ(モリー・ゴードン)の怪演も面白かった。
本業を疎かにして内職していたことをなじる盟友エイモスに「私はジュリアードに受かっていた(けど、落ちたあなたに付き合ってシアター・キャンプの仕事に就いた)」と、秘密を打ち明けたシーンはほろ苦かった。こういう話も「あるある」なんだろうな…。


「ここは居場所のない者たちの居場所」と力説する講師陣の言葉が心に残った。


【あらすじ】

ニューヨーク州北部の緑豊かな湖畔に佇むシアター・スクール、アディロンド・アクト。長年ミュージカル・スターを目指す子どもたちを集めるこのスクールで、今夏のキャンプ開校を目前にして校長が昏睡状態に。演劇に無関心な息子トロイが経営に乗り出すが、内情は予想以上に火の車…。
皆が愛するスクールの存続のため、キャンプ終了までに出資者の前で新作ミュージカルを披露しなければならない。残された時間は3週間。変わり者揃いの教師と破天荒な子どもたちは果たして舞台(昏睡状態が続く女性校長の一代記を描いた新作ミュージカル『Joan's Still』)を完成させ、スクールを存続させることができるのか…?!


■『シアター・キャンプ』ニック・リーバーマン監督
 即興演技の瞬間を捉えるモキュメンタリースタイル
 https://cinemore.jp/jp/news-feature/3164/article_p1.html



https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5580831


ミュージカル好きならお勧め!のモキュメンタリー。
でも、そうじゃなければ本作の面白さがよく分からないと思う。

コアな作品なので一応★4としておくが、個人的には大好きだ。
予告編冒頭の「Oh, what a beautiful」「Morning!」の掛け合いで笑った人は必見。

アメリカではちょっと裕福な子供達がサマーキャンプに参加することは知っていたが、
演劇に特化したキャンプがあることは初めて知った。楽しそう!

無名の子役達がみんなとても達者で驚いた。アドリブとは思えない演技だ。
大人の役者達も有名なのは映画『ディア・エヴァン・ハンセン』のベン・プラットくらいだが、みんな上手くて濃いキャラを楽しそうに演じている。

脚本を共同執筆したノア・ガルヴィン, モリー・ゴードン, ニック・リーバーマン, ベン・プラットは、全員シアター・キャンプ出身で、自分たちが経験したことを盛り込んだという。シビアな現実も織り込みつつ、ゲラゲラ笑える愛すべきコメディに仕上がっている。



Filmarks  https://filmarks.com/movies/108277
映画.com  https://eiga.com/movie/99776/
シネマトゥデイ  https://www.cinematoday.jp/movie/T0028908/review


ケスさんの感想日記  2023年10月12日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986112850&owner_id=12923117


【透明な孤独】ディア・エヴァン・ハンセン   2021年12月17日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981113350&owner_id=1833905

【INDEX】映画/舞台 関連日記(3)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984169789&owner_id=1833905


 
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