mixiユーザー(id:17855561)

2023年10月09日00:01

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違いの言葉

『所変われば品変わる』なんという言葉もあるように、
土地によって風俗や習慣などが違ってくるという事は当然ありますよね。
言葉の感覚なんというのもそうですね。


「私、ディズニーアニメが好きで、特に好きなのが【アナと雪の女王】なんだけど
【レット・イット・ゴー】って曲あるでしょう?」
「ディズニーファンじゃなくても知ってる有名な曲よね」
「あの日本語バージョンで『少しも寒くないわ』って歌詞があるでしょう?
あれ英語だと『どうせ寒さを気にしたことないし』らしいわね」
「そうなんだ」
「中国語だと『どのみち銀世界は怖くない』で、スペイン語は『寒さも私の一部』、
ドイツ語は『寒さは今や私の一部』、フランス語は『寒さは自由の代償』なんだって」
「へえ〜。じゃあ、日本語が一番寒さに鈍感でフランス語が一番寒がりって事だね」
そういう事になるんでしょうかね。


ロシアとウクライナの戦争は先行き見えないトンネルに入ったまま、
なかなか抜け出せない感がありますが、戦場の様子を伝えるニュースを見ていると、
様々な武器が飛び交っている事が判ります。


中で何らかの推進剤を使って発射される兵器の事を
【ミサイル】あるいは【ロケット】と呼びますよね。
この二つの名称を何気なく使っていますが、違いはどんなところにあるのかというのは、
よほどのミリタリーオタクでない限り、明確に答えられる方は少ないんじゃないかと思います。


「ミサイルとロケットの違い?知ってるよ。
ミサイルは飛んでく爆弾みたいな物で、ロケットは写真入れておくペンダントだろ?」
そのロケットじゃありませんからね。


アメリカでは、噴射して飛んでいく飛翔体の中で、
誘導装置を装着していないものをロケットとしていて、
ロケット弾は地上や艦船、航空機から大量に発射し、地上物を破壊するという物なんですね。


それに対してミサイルは、
ロケットのように推進剤で噴射して飛んでいく兵器のうちで誘導装置がある物を指すんですね。
誘導方法が熱源探知でも、電波でも、レーザーによるものでも全てミサイルでして、
元々英語でミサイルは投石など、広い意味での投射物を指す言葉だったそうですね。


一九四七年にアメリカ空軍が発足した際、
それまで【誘導式ロケット】や【誘導飛行型爆弾】と呼ばれていた武装などを
分けやすくするために【ミサイル】と命名したそうですね。


学生時代、軽音楽部に所属していた方がいらっしゃいましてね。
現役中バスドラがズレないようにミサイルみたいな形の重りを置いてたんですが、
卒業してから部室に遊びに行ったら無くなってたんですね。


どうしたんだろうと思って後輩に、
「あの重り、どうしたの?」
「あ〜あのミサイルみたいな形した重りですか?あれ、自衛隊の人が持っていきましたよ」
「自衛隊が?何で?」
「あれ、戦時中の不発弾だったらしくて、本当にミサイルだったんです」
これは後から知って冷や汗ものですね。


微笑亭さん太
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