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2023年10月02日21:56

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ジャニーズ事務所の会見

本日のジャニーズ事務所の会見を観ました。2時間超。前回の半分くらいでしょうか。
時間制限を設けることで、納得を得られないのではないかと予想していましたが、意外とまとまった会見だった気がします。
第一に司会者がまともな人になったこと。調べると松本和也さんという元NHKのアナウンサーの方のようで、非常に声も通り、スムーズ、場が荒れた時も動揺せず進行されていて、前回と全く違いました。登壇者の話をさえぎってしまうこともなかったですし、プロ司会者は全然違うなと思いました。


ただ、やはり前回同様望月一派が大荒れしていて、これまた予想通りの展開に。
望月氏を当てなかったのは予定通りということでしょうが、当てたら10分くらい独壇場になってしまうので、当てなくて正解だったと思います。
この方たち、ジャニーズの問題だけでなく政治の場でも同じようなことをしているわけで、不規則発言をし大声で怒鳴ることで存在感を示し、質問ではなく延々と演説をすることで、自己表現している人たちなんですよね。
だから2時間以上会見すれば納得するわけではなく、必ず最後に噛みついてくる、会見終了時に大声を出すのがお決まり。今まで政治の場でのみ有名だった彼女が、今回幅広い世代にその存在を知られ、やばいやつ認定されたことが、今回の1つの収穫みたいなものなのかも・・。

今回も所々紛糾してて、井ノ原氏が「ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せていきたいって僕は思ってますので、どうか、どうか落ち着いてお願いします」と述べ拍手をもらっていましたが、まさにその通りだなと思います。
マスゴミ、と言われるのはこういう人たちがいるからで、その「ゴミ」を本当は自浄作用を発揮して、どうにかしていただきたいものですけど・・。


さて、会見の内容について。
まずジャニーズ事務所は名称を変更。SMILE-UP.(スマイルアップ)になる、と。
名称変更は必須だったと思いますし、「スマイル」という言葉が現状に即しているかというとだいぶ微妙ですが、元々使用していたプロジェクト名ということでスムーズに手続きが進むのでしょうし、良い選択なのではないかと思います。
そして、ジュリー氏は100%株主として残る。これに関しても救済をスムーズに進めるためということで、被害者の会の会長も求めていたことですし、良いのかなと思います。
補償は11月より開始。現時点で補償請求をしている人は325人。多いか少ないかはなんとも微妙。一般的に「被害者325人」と言われれば膨大な数という印象ですが、今までジャニーズジュニアとして所属してきた人の数を考えると少ないのではないかな?とも感じます。もちろんこれからもっと増えるのだとは思いますが・・。
「全員が被害を受けている」ということではやはりないのではないのかな?というのが個人的な印象であり、事務所に入ったら全員被害を受ける、知らなかったものはいないはず、というのが事実なのかこの人数からだとなんとも言えないかなあ・・。

事務所が面談した被害者は3名。今後も希望があった被害者に関しては対応していく。
正直3名は少ない・・。この1か月で3人?まあ色々と調整も必要なのでしょうけど・・。
また在籍確認については「網羅的に管理されていた時期もある」と。時期によって違う、と弁護士の方より。やはり全期間において名簿等の記録はないということなのですね。
状況証拠やまわりの人の証言等で判断、と。
今回の事件が司法の手に委ねられていないという点からして、嘘の証言をして補償を受け取る人が出てくる可能性は十二分にあると思うわけです。どこまで真実を見極めることができるのか、ここは課題ではないでしょうか。


新会社について。
名前は公募。
これは・・。なんでこうなってしまったのかな?
ファンとともに、はこういうところで発揮されるべきではないと思います。
公募、というのは「動物園で赤ちゃんが産まれました!」とか「施設作ったから皆さんに愛される名前を」とかそういう時にするものでしょ・・。
こういう時に公募してしまうと、楽しいイベントにしたいのかと思われるし、責任から逃げているようにも思えるし・・。
会社名というのは、企業の理念や方向性を表す指標のようなものであってほしいし、それはファンではなくて会社の所属する人たちが自分たちで決めるべきものなのではないかと思います。
この点は甚だ残念。

完全に新しい会社を作る、ということで、今までの事務所の建物や、関連会社等々はどうしていくのでしょうか?
楽曲の権利のこと等も質問に出ていましたが、膨大な数の権利を移行していく作業はとてつもないものになるのでしょう・・。
そして新会社、ということであればファンクラブも当然新しく開設することになるわけで・・。その際にどの程度の人が入会をし直してくれるのか、これはだいぶ減るのではないのかな?今後大きな会場でコンサートをできるかもわからない中で重複名義の人は様子見になるでしょうし、純粋に1人1名義にしたら、会員数半減以下のはず。
ジャニーズは今まで「ファミリークラブ」という名前で運営していて、これがもう本当に上手い名前だなと思うわけです。ファンもファミリー。だからファンと一緒に新会社を立ち上げる、みたいな発想になるんだろうなあ、と。大切にされているし、今回の会見でも何回もファンの話がでてきて、今でも応援してくれるファンに対しての思いが語られ、えらく信用されているなと感動すらしましたが、でもきっと、今までのやり方は変える時なんじゃないかなとそう思います。
せっかく新会社にするならキャンセル・リセール制度お願いします(笑)。


そして、この新会社。
基本はエージェント制。専属も希望すれば選べる様子。ジュニアに関しては専属契約になるのかな?ここら辺がいまいちまだ詰め切れていない印象でしたが・・。
エージェント制、が海外では普通のようです。タレントの権利が今まで以上に尊重され、自由度が増すと思われます。たぶんタレントにとっては良い方向に進むのでしょう。
独立するか、他事務所に移籍するか、新会社と契約するのか、それぞれが選択することになるのでしょうが、「エージェント制」を基本とする事務所は日本では珍しいと思うので、これが今後の芸能界にどう影響を及ぼすのかも興味深いところです。
それぞれのグループが自分たちの口で今後を語る予定とのことなので、ファンクラブ動画を楽しみにしていたいと思います。

このエージェント制、そして、先代の加害であっても会社が責任を取らなくてはいけないという事例ができたことで、各芸能事務所は戦々恐々といったところだと思いますので、今後セクハラ問題が他の事務所に波及していくのか、これもまた興味深いところ。
まあ、波及しないように、全力で色んな人たちが動いているんでしょうけど・・。
エージェント制になったら芸能界の権力図さえ変わる可能性があるわけですし、それに付随する色々な権力者たちの利益も変わる。裏の世界とのかかわりも変わるかもしれない。
ジャニーズだけを切って終わるのか、芸能界の浄化につながるのか、大きな分岐点にきているような気もします。


質問の中で、ファンを名乗る記者からの質問もありました。
ファンも共犯と言われているのが心外である、と。
これに対して弁護士の方より「ファンも共犯というのは的外れ」であるとの回答がありました。これには少し救われた気がしています。
もちろん各暴露本や文春の記事は知っていたわけで、全く関係ないとは言えないのかもしれない。
ただ、タレント・ファンともに見て見ぬふりをしたのが共犯というのは、やはり違うと思う。
クラスでいじめがあったら、クラス全員共犯者。
家庭で虐待があったら、対象の子以外の兄弟や家族は共犯者。
会社でパワハラがあったら、それを見ているはずの部署の人は共犯者。
そうだっけ?共犯はそういう定義ではないはず。
タレントやファンを犯罪者にしたい人たちが一定数いるわけですが、これはまあ法律論というより心情的な問題であって、なかなか理解を得るのは難しいのかな・・。


退所者への圧力について。
応援したいという気持ち、ということで圧力はかけないと明言されました。
「退所者との共演も」とさらっと言っていましたが、これは大きな転換だと思います。
退所者がテレビに出ることに対する圧力はSMAP以降少なくなってきていましたが、それでも退所者と現役タレントが一緒に出ることはあり得なかった。これが変化していく可能性があるということ。これはあまりにも大きい発言かなと思います。



そして最後にジュリー氏の欠席について。
これに関しては、会社のことを考えるのであれば出席するべきだったと思います。
ただ、個人の体のことを考えるならば欠席という選択肢は仕方ないとも思います。
ここはなんとも難しい。
メンタル仲間としては(笑)、パニックを起こすリスクがある場に出ていく必要はないというのが基本。主治医からドクターストップがかかった可能性もあるとは思います。
ただ、欠席したら、やはり赦しは得られない。また追及される。逃げて解決することは何もない。
会見に出てパニックを起こしながらも謝罪すれば、もしかしたら風向きが変わったかもしれない。けれど、公の場でパニックを起こして倒れれば、当分は救済業務に当たれるような状況ではなくなる。自分を保つのは不可能でしょう。心が完全に壊れてしまう。
メンタルが病む辛さを知っている身としては、絶対出てくるべきだった、とは言い難いかなあ・・。
手紙の内容も親子関係にも話が及んで、まあ、同情を誘うような内容で責任逃れだと批判も出ていますが、自分が母親とどのような関係であったのかをカミングアウトするのはなかなかつらいことであり、手紙という形とはいえ、ジュリー氏の心情を思えば、大変つらい思いをされているのだろうなあと思います。
そして、会社を変えようとして左遷されたくだりはなかなか興味深い話でした。
その彼女が意見できるわけないんですよね・・。彼女もまたある意味ではジャニー・メリーによる被害者なんですよね・・。でも、加害者として責任を取らなければならない、残酷ですが、経営者としては取るべき責任。
なんとか心を保って、被害者の対応に努めていただきたいです。そして、彼女自身にもメンタルケアをしてくださる方がついてくれていることを祈るばかり。



これからまた何かが決まるたびに会見を開いていくということになるのでしょうが、前回に比べて司会者が機能していたこと、東山氏の話し方も前回より良かったこと、井ノ原氏の会場の収め方がさすがだったことからして、会見を開き続けることが理解を得られる最善の方法なのかなという気がします。
マスゴミの皆さんの対応は引き続き課題ですけど・・。


最後に。
会見後岡田君の退所が発表されました。
今回の問題をきっかけとして退所をするとのこと。
彼はアクションの世界で一流です。ジャニーズは学芸会レベルだと言われますが、今日本のアクション・時代劇を牽引しているのは岡田准一であると私は思います。
ジャニーズ以外にも芸能界全体に岡田門下がいます。
日本のアクションを世界に、という理想から始まった彼の武道家人生。
これが今後さらに花開いていくことを願っています。
そして、門下のタレント達への指導を今後も継続していただけたら幸いです。


次の段階としては救済に関しては粛々と手続きをすすめる、
そして新会社については各タレントからの発信を待つ、
ということになるでしょうか。
どうなっていくのか、それぞれの選択を待ちたいと思います。







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