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2023年10月02日20:05

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シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」

10月1日

名古屋のミッドランドスクエアシネマで シネマ歌舞伎を観た。
シネマ歌舞伎は、1週間限定の上演なので、2日連日の名古屋のお出かけにはなったが、仕方のないことだった。

歌舞伎として生まれ変わった伝説の舞台が、ふたたびスクリーンに!

現代演劇界を代表する奇才 野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした伝説の舞台『贋作・桜の森の満開の下』。
1989年に”劇団 夢の遊眠社”により初演されて以来、安吾作品のエッセンスを随所に散りばめた壮大な戯曲、恐ろしいほど妖しく圧倒的に美しい世界感が多くの演劇ファンの心を奪い、常に上演を望む声が聞かれる作品です。
そんな伝説の舞台が、ついに歌舞伎として新たに生まれ変わり、この度再びシネマ歌舞伎として全国の映画館に登場します。

野田秀樹と中村勘三郎が歌舞伎として上演することを約束していた作品でもある本作。
シネマ歌舞伎としてさらにその魅力を色濃くした『野田版 桜の森の満開の下』の世界をご堪能ください。

野田秀樹の芝居は、随分前に 観たことがあったが、セリフが早口で、出来事の展開が速かったことを覚えている。
その人が歌舞伎を書くというのはどういうものかと思った。
そしたら、歌舞伎らしさが全然無くて、普通のお芝居を観ているような感覚だった。
笛と太鼓とお囃子みたいな感じでは無かった。
芝居の中で、オペラの曲が流れたり、自由奔放に場面展開をする感じとか、歌舞伎だと思って観に行ったら 全然違う感じだった。
七之助さんが、可愛らしい少女のように思えたり、残酷な感じがしたり、いつも歌舞伎で観ている七之助さんでは無かった。
「夢の遊民社」では、竹下明子さんなのか、それとも、円城寺あやさんが演じたのだったか。と、思った。
久しぶりに野田秀樹の作品を観たら、展開が速すぎて、ついていけない感じになってしまった。
満開の桜の木の下で、桜の花びらが舞い散り、美しい七之助さんが倒れていく。
七之助さんが 倒れた後、耳男がピンクの着物を掛けて、それを払いのけたら、七之助さんの姿は消えていた。マジックのような場面だった。
鬼の面をつけた大勢の人々や、鬼を殺していく人々。
「人間だった。」と、言いながらも 鬼だと思い込んで殺していく 役人。
残酷な場面と 桜の花びらが舞い散る風景の美しさ。
一回観ただけでは 何だか分からなかった。


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