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2023年09月25日08:09

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秋田・北秋田(鷹巣)B級グルメ、秋田名物・児玉冷菓「ババヘラアイス」(9/10)

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秋田では、かつて夏になると主要街道の人里離れた山の中や海沿いの道端に、頬かむりしたおばあちゃん1人でアイスを売る赤と黄色の派手なパラソルが出没していた。

営業許可の問題もあったようで近年は道端で販売するケースは減少したようだが、代わりに道の駅やショッピングセンターの駐車場、お祭り会場やコンサートなどのイベント会場などに出没するケースが多く、高齢の女性がヘラを使ってアイスを盛るからいつしか通称「ババヘラアイス」と呼ばれるようになった。

建前上隣県では屋外でヘラを使って提供することが衛生上許可を出せないようだが、秋田県では昭和40年代から親しまれて定着していたこともあって排除されることはなく、今では秋田名物として認知されている。

9月10日日曜日は北秋田市の「北秋田たかのす太鼓まつり」を見物しに行ったが、木陰で見物していたとは言え非常に暑い日に屋外で何時間も見物しており、暑くてバテ気味だった。
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いちばんの見ものは一枚物の太鼓としては世界一の大きさとしてグネスブックにも登録されている綴子(上町)と下町の大太鼓の合同演奏で、綴子上町と下町が一緒に演奏するのは1年で「北秋田市たかのす太鼓まつり」だけであり、プログラムの最後に合同演奏が行われることになっていた。

直径3mもある大太鼓の収納庫として建設されている「道の駅たかのす」にある「大太鼓の館」から引っ張り出してきて所定の位置まで人力で移動して準備するのに時間が掛かり、その間に「大太鼓の館」のトイレに行った。

すると、駐車場の一角に「ババヘラアイス」のパラソルを発見(写真1)。

通称「ババヘラアイス」を屋外で販売する業者は秋田県内に5〜6社あると言われているが、この日「北秋田市たかのす太鼓まつり」の駐車場に出店していたのは路上高齢の女性による冷菓販売を最初に始めたと言われる「児玉冷菓」のパラソルだった。

暑くて参っていたところでもあり、トイレから「大太鼓の館」裏手のステージに戻る途中で1つ買い求めた。

販売しているのは「ババヘラアイス(250円)」1種類のみで、「1つちょうだい」と声を掛けると日除けの頬かむりした「ババ」が器用にヘラを駆使してコーンに盛り付け渡してくれるのだが、人によってはバラの花のように盛り付けたり、チューリップの花みたいな盛り付けだったり、担当者によって盛り付け方が異なり、この日の「ババ」は「チューリップ盛り」タイプだった。
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アイスクリームでもかき氷でもないシャリシャリした独特の口当たりで、赤いのはイチゴ味なのだが普通のアイスクリームやソフトクリーム、アイスキャンデーより溶けるのが早く、急速に溶けてしまうので急いで舐めていたらあっという間にバナナ味の中央部だけになった。
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舌で押さえ付けながら急いで舐めていったこともあり、コーンの下ほ方まで詰まっている。
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この赤と黄色の「ババヘラアイス」が一般的だが、出店する場所で開催されるイベントに合わせたり、あじさいが名物の場所では季節限定で異なる色のレアな「ババヘラアイス」が売られることがあるらしい。

ともかく、自分は「ババヘラアイス」を今回初めて食べたが、次々と老若男女が買い求めて周辺でペロペロ舐めており、「ババヘラアイス」が秋田県民に親しまれていることがよく分かった。
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