mixiユーザー(id:11551187)
2023年09月24日10:56
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キーボード2
1.
パソコンの外付けキーボードであるが、巷間に謂う「撫で打ち」の意味には二説あると思う。
�〇悗鮨欧�せて指の腹で撫でるように打つ。
�▲▲�チュエーションポイントの直後に抜力する。
僕は�△�正しい意味だと勝手に思っている。メカニカルキーボードではキーのストロークは4mmの場合が多い。例えば“A”のキーを押していくと2mmまで押し込んだ時にパソコンに“A”の字が出る。これをアクチュエーションポイントとかオペレーティングポジションとか称する。�△世鳩覯姪�にキーのストロークの底(4mm)まで打たないことが多い。だから「撫で打ち」。キーのバネの強いキーボードで撫で打ちすると、抜力したときにバネで指が押し返される感覚が生じるはず。これは跳び箱の踏切板のような作用だから、打鍵が次の打鍵のきっかけとなり、打てば打つほど次が打たれるような連続的なリズム感のようなものができるずだと思う。
撫で打ちに興味を持った。撫で打ちをマスターしたいと思った。いろいろいきさつがあって、短期間の間に、バネの強いキー(この界隈で黒軸と称する)のキーボードを二種類手に入れた。クリックのある(青軸と称する)キーボードも手に入れていた。それが昨年の07月末。
https:/
(20220812 キーボード)
翌月に転倒して4箇月と3週のリハビリ生活に入るとは、勿論思っていなかった。リハビリ中に、練習になると思って重い黒軸のキーボードを使い続けた。リモートワークに復職後も、手(特に右手)に軽い麻痺が残ったのだが、練習になると思って黒軸のキーボードを使い続けた。
黒軸の動作曲線。
(20230923_black)
※)https:/
に加筆
黒軸のデータシート;
https:/
押し始めの力量は35cN(データシート上は30cN。)。
押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で60cN。押し始めから4mmで底打ちするときには85cN。撫で打ちにしないで底まで打つ場合には、実際にはそれ以上の力量で押していると思われる。
グラフからバネ定数を計算すると12.5cN/mmになる。押し込んでいくほど重くなる。バネ定数が立っている。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は95cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は240cN･mm。
黒軸で撫で打ちする場合には、高いところから手の重さを落とすような打ち方になると思う。指の腹で撫でるように打つのとは対照的。
2.
しかし、とうとうギブアップした。手が痛い。軽いキーボードが欲しい。だいたいのことはネット上の情報で知っていたが、家電量販店の店頭に行って実物に触って確かめた。聞きかじっていたのと少し印象が違った。
赤軸; 押し始めの力量は黒軸と大差ないが、押し込んでいっても力量があまり増えない。バネ定数が寝ている。最も軽く感じる。
静音赤軸; 赤軸の類似仕様だと思っていたが、実物の手触りはぬるっとしていて少し重く感じる。赤軸とは別物。
茶軸; 赤軸と殆ど同じだが途中にごくわずかにコリっとした手触り(タクタイル)を作ってある。ごくわずかなので注意しないと赤軸と区別がつかない。
青軸; 明確なクリックがある。途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになる。赤軸の次に軽いような印象を持っていたが、ネット上では「青軸は実は重い」という意見が一部にある。
スピードシルバー; ゲーム向きだそうだ。アクチュエーションポイントが浅く(1.2mm)、少し押しただけで反応するそうだ。バネも軽いと思っていたが、店頭で見本を触ると、実は黒軸の次に重い。
赤軸のキーボードをメーカーの直販サイトから買った。色は、しゃれのめしてやろうと思ってイチゴ色にした。買ってみて思ったが、実は僕のような中高年男性によく買われているのではないかいう気がした。OLさんはあまり買わないのでは。
(20230920_��)
https:/
Majestouch MINILA-R Convertible イチゴ [赤軸・英語・ピンクフレーム・白キーキャップ] 購入ページ | ダイヤテック株式会社
3.
ネット上ではアクチュエーションポイントでの力量ばかり語られる。僕はバネ定数で軸の重さが決まると思っていた。しかしそう単純ではないらしい。動作曲線を比較してみた。
3-1.
赤軸の動作曲線。
(20230923_red)
※)https:/
に加筆
赤軸のデータシート;
https:/
押し始めの力量は30cN。
押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから4mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると7.5cN/mm。押し込んでいっても重さはあまり増えない。バネ定数が寝ている。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は75cN･mm。黒軸の4/5。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は180cN･mm。黒軸の3/4。
底打ちしないように打つことはできるが、バネで指が押し返される感覚は(今の僕の手では)わからない。静音赤軸も同様と思われる。
3-2.
静音赤軸の動作曲線。
(20230923_silent-red)
※)https:/
に加筆
静音赤軸のデータシート;
https:/
手触りがぬるっとしていて、赤軸とは感触が異なる。
押し始めの力量は30cN。
押し始めから1.9mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから3.7mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると8.1cN/mm。押し始めの力量とストロークエンドの力量はそれぞれ赤軸と同じだが、ストロークが短いためにバネ定数が少し立っている。重く感じる一因かもしれない。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は71cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は166.5cN･mm。
3-3.
茶軸の動作曲線。
(20230923_brown)
※)https:/
に加筆
茶軸のデータシート;
https:/
触った感触は赤軸と殆ど同じに思えるが、動作曲線は全然違う。
押し始めの力量をグラフから読むと37.5cN。(データシート上は30cN。)
押し始めから1.2mmのところにタクタイルの頂点があって力量が55cNもある。押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)では45cN。押し始めから4mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると5.6cN/mm。バネ定数はなんと、最も軽い。これは青軸同様。
しかし押し始めからタクタイルの頂点に達するまでの仕事量(Aの面積)は50.7cN･mm、その先のアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(A+Bの面積)は92.4cN･mmもあって、黒軸の95cN･mmと大差ない。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+B+Cの面積)は196cN･mm。これは赤軸より少し多い程度。本当は重いのに赤軸と区別がつきにくい理由はこのあたりにあるのだろうか。
3-4.
青軸の動作曲線。
(20230923_blue)
※)https:/
に加筆
青軸のデータシート;
https:/
触った感触は黒軸よりはるかに軽いと思っていた。
押し始めの力量をグラフから読むと37.5cN。(データシート上は25cN。)
押し始めから1.75mmのところにクリックの頂点があって力量が60cNもある。押し始めから2.2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で約50cN。押し始めから4mmで底打ちするときに再び60cN。
グラフからバネ定数を計算すると5.6cN/mm。茶軸と同様、バネ自体は最も軽い。
クリックの頂点が茶軸のタクタイルの頂点より深いところにあり、押し始めからクリックの頂点に達するまでの仕事量(Aの面積)は76.8cN･mm、その先のアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(A+Bの面積)は101cN･mmで、実に黒軸の95cN･mmより大きい。これを見るに、青軸は実は重いという説は一理あるように思う。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+B+Cの面積)は200cN･mmだから、この点から、底打ちで使うかぎりは負担感は黒軸より軽いといえるのかもしれない。
途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになるという特性上、撫で打ちは困難。そもそも、戻る時にクリック機構を戻すために力量が弱くなるので、バネで指が押し返される感覚は得られない。撫で打ちのしようがない。茶軸も同様だと考える。
3-5.
スピードシルバー軸の動作曲線。
(20230923_speed-silver)
※)https:/
に加筆
スピードシルバー軸のデータシート;
https:/
アクチュエーションポイントとストロークが短い。
押し始めの力量は30cN。
押し始めから1.2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから3.4mmで底打ちするときに70cN。
グラフからバネ定数を計算すると11.8cN/mm。バネ定数は寝ているのではないかと思っていたが逆で、黒軸の12.5cN/mmに次いで立っている。スピードシルバー軸は実は重い。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は45cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は170cN･mm。これは赤軸より更に少ない。
アクチュエーションポイントからストロークエンドまで2.2mmと広くてバネ定数が立ってるので、撫で打ちができるかもしれない。
3-6.
まとめ
(20231007_表)
触った感覚では、黒>スピードシルバー>青>静音赤>茶>赤、の順に重いように、僕には思える。基本的にはバネ定数が立っているほど重く感じるように思うが、タクタイル/クリックのある茶軸/青軸はアクチュエーションポイントまでの仕事量を考慮すると、手で感じるよりも実際は重いかもしれない。
茶軸/青軸はタクタイル/クリックの特性上、途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになるから、撫で打ちは困難。それにそもそも、戻る時にクリック機構を戻すために力量が弱くなるので、バネで指が押し返される感覚は得られない。撫で打ちになりようがない。
スピードシルバー軸は黒軸の次に重い。バネ定数が黒軸に次いで立っていて、アクチュエーションポイントからストロークエンドまで2.2mmと広いので、撫で打ちができるかもしれない。
4.
イチゴ色の赤軸のキーボードで手がラクになった。どっきり色を選んだつもりが、そのどっきりに眼も手もすぐになじんで、これがあたりまえになった。艶消しのオフホワイトのキートップを見ているとつい触りたくなり、リモートワークの仕事をしたくなる(あはははは)。救世主だ。ありがとう。
昨年7月までに手に入れた青軸と黒軸の計3台は、見えるところに置いて時々短時間触っている。この先何年かかるかわからないけれどもリハビリを進めて、いずれは黒軸の、特に��(※)の遣い手に、復帰したい。
※)https:/
(20220812 キーボード)
の��
https:/
https:/
https:/
(20220812_��)
(20231007推敲)
＊)[2023/10/28記載] 改題、推敲
(20240115 追記)
X(Twirrer)にリンクをポストしました。
https:/
←次 https:/
https:/
パソコンの外付けキーボードであるが、巷間に謂う「撫で打ち」の意味には二説あると思う。
�〇悗鮨欧�せて指の腹で撫でるように打つ。
�▲▲�チュエーションポイントの直後に抜力する。
僕は�△�正しい意味だと勝手に思っている。メカニカルキーボードではキーのストロークは4mmの場合が多い。例えば“A”のキーを押していくと2mmまで押し込んだ時にパソコンに“A”の字が出る。これをアクチュエーションポイントとかオペレーティングポジションとか称する。�△世鳩覯姪�にキーのストロークの底(4mm)まで打たないことが多い。だから「撫で打ち」。キーのバネの強いキーボードで撫で打ちすると、抜力したときにバネで指が押し返される感覚が生じるはず。これは跳び箱の踏切板のような作用だから、打鍵が次の打鍵のきっかけとなり、打てば打つほど次が打たれるような連続的なリズム感のようなものができるずだと思う。
撫で打ちに興味を持った。撫で打ちをマスターしたいと思った。いろいろいきさつがあって、短期間の間に、バネの強いキー(この界隈で黒軸と称する)のキーボードを二種類手に入れた。クリックのある(青軸と称する)キーボードも手に入れていた。それが昨年の07月末。
https:/
(20220812 キーボード)
翌月に転倒して4箇月と3週のリハビリ生活に入るとは、勿論思っていなかった。リハビリ中に、練習になると思って重い黒軸のキーボードを使い続けた。リモートワークに復職後も、手(特に右手)に軽い麻痺が残ったのだが、練習になると思って黒軸のキーボードを使い続けた。
黒軸の動作曲線。
(20230923_black)
※)https:/
に加筆
黒軸のデータシート;
https:/
押し始めの力量は35cN(データシート上は30cN。)。
押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で60cN。押し始めから4mmで底打ちするときには85cN。撫で打ちにしないで底まで打つ場合には、実際にはそれ以上の力量で押していると思われる。
グラフからバネ定数を計算すると12.5cN/mmになる。押し込んでいくほど重くなる。バネ定数が立っている。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は95cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は240cN･mm。
黒軸で撫で打ちする場合には、高いところから手の重さを落とすような打ち方になると思う。指の腹で撫でるように打つのとは対照的。
2.
しかし、とうとうギブアップした。手が痛い。軽いキーボードが欲しい。だいたいのことはネット上の情報で知っていたが、家電量販店の店頭に行って実物に触って確かめた。聞きかじっていたのと少し印象が違った。
赤軸; 押し始めの力量は黒軸と大差ないが、押し込んでいっても力量があまり増えない。バネ定数が寝ている。最も軽く感じる。
静音赤軸; 赤軸の類似仕様だと思っていたが、実物の手触りはぬるっとしていて少し重く感じる。赤軸とは別物。
茶軸; 赤軸と殆ど同じだが途中にごくわずかにコリっとした手触り(タクタイル)を作ってある。ごくわずかなので注意しないと赤軸と区別がつかない。
青軸; 明確なクリックがある。途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになる。赤軸の次に軽いような印象を持っていたが、ネット上では「青軸は実は重い」という意見が一部にある。
スピードシルバー; ゲーム向きだそうだ。アクチュエーションポイントが浅く(1.2mm)、少し押しただけで反応するそうだ。バネも軽いと思っていたが、店頭で見本を触ると、実は黒軸の次に重い。
赤軸のキーボードをメーカーの直販サイトから買った。色は、しゃれのめしてやろうと思ってイチゴ色にした。買ってみて思ったが、実は僕のような中高年男性によく買われているのではないかいう気がした。OLさんはあまり買わないのでは。
(20230920_��)
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Majestouch MINILA-R Convertible イチゴ [赤軸・英語・ピンクフレーム・白キーキャップ] 購入ページ | ダイヤテック株式会社
3.
ネット上ではアクチュエーションポイントでの力量ばかり語られる。僕はバネ定数で軸の重さが決まると思っていた。しかしそう単純ではないらしい。動作曲線を比較してみた。
3-1.
赤軸の動作曲線。
(20230923_red)
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に加筆
赤軸のデータシート;
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押し始めの力量は30cN。
押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから4mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると7.5cN/mm。押し込んでいっても重さはあまり増えない。バネ定数が寝ている。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は75cN･mm。黒軸の4/5。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は180cN･mm。黒軸の3/4。
底打ちしないように打つことはできるが、バネで指が押し返される感覚は(今の僕の手では)わからない。静音赤軸も同様と思われる。
3-2.
静音赤軸の動作曲線。
(20230923_silent-red)
※)https:/
に加筆
静音赤軸のデータシート;
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手触りがぬるっとしていて、赤軸とは感触が異なる。
押し始めの力量は30cN。
押し始めから1.9mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから3.7mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると8.1cN/mm。押し始めの力量とストロークエンドの力量はそれぞれ赤軸と同じだが、ストロークが短いためにバネ定数が少し立っている。重く感じる一因かもしれない。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は71cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は166.5cN･mm。
3-3.
茶軸の動作曲線。
(20230923_brown)
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に加筆
茶軸のデータシート;
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触った感触は赤軸と殆ど同じに思えるが、動作曲線は全然違う。
押し始めの力量をグラフから読むと37.5cN。(データシート上は30cN。)
押し始めから1.2mmのところにタクタイルの頂点があって力量が55cNもある。押し始めから2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)では45cN。押し始めから4mmで底打ちするときに60cN。
グラフからバネ定数を計算すると5.6cN/mm。バネ定数はなんと、最も軽い。これは青軸同様。
しかし押し始めからタクタイルの頂点に達するまでの仕事量(Aの面積)は50.7cN･mm、その先のアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(A+Bの面積)は92.4cN･mmもあって、黒軸の95cN･mmと大差ない。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+B+Cの面積)は196cN･mm。これは赤軸より少し多い程度。本当は重いのに赤軸と区別がつきにくい理由はこのあたりにあるのだろうか。
3-4.
青軸の動作曲線。
(20230923_blue)
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青軸のデータシート;
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触った感触は黒軸よりはるかに軽いと思っていた。
押し始めの力量をグラフから読むと37.5cN。(データシート上は25cN。)
押し始めから1.75mmのところにクリックの頂点があって力量が60cNもある。押し始めから2.2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で約50cN。押し始めから4mmで底打ちするときに再び60cN。
グラフからバネ定数を計算すると5.6cN/mm。茶軸と同様、バネ自体は最も軽い。
クリックの頂点が茶軸のタクタイルの頂点より深いところにあり、押し始めからクリックの頂点に達するまでの仕事量(Aの面積)は76.8cN･mm、その先のアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(A+Bの面積)は101cN･mmで、実に黒軸の95cN･mmより大きい。これを見るに、青軸は実は重いという説は一理あるように思う。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+B+Cの面積)は200cN･mmだから、この点から、底打ちで使うかぎりは負担感は黒軸より軽いといえるのかもしれない。
途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになるという特性上、撫で打ちは困難。そもそも、戻る時にクリック機構を戻すために力量が弱くなるので、バネで指が押し返される感覚は得られない。撫で打ちのしようがない。茶軸も同様だと考える。
3-5.
スピードシルバー軸の動作曲線。
(20230923_speed-silver)
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スピードシルバー軸のデータシート;
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アクチュエーションポイントとストロークが短い。
押し始めの力量は30cN。
押し始めから1.2mmのアクチュエーションポイント(Operating position)で45cN。押し始めから3.4mmで底打ちするときに70cN。
グラフからバネ定数を計算すると11.8cN/mm。バネ定数は寝ているのではないかと思っていたが逆で、黒軸の12.5cN/mmに次いで立っている。スピードシルバー軸は実は重い。
押し始めからバネをアクチュエーションポイントまで押し下げるのに必要な仕事量(Aの面積)は45cN･mm。
押し始めから底打ちまでに必要な仕事量(A+Cの面積)は170cN･mm。これは赤軸より更に少ない。
アクチュエーションポイントからストロークエンドまで2.2mmと広くてバネ定数が立ってるので、撫で打ちができるかもしれない。
3-6.
まとめ
(20231007_表)
触った感覚では、黒>スピードシルバー>青>静音赤>茶>赤、の順に重いように、僕には思える。基本的にはバネ定数が立っているほど重く感じるように思うが、タクタイル/クリックのある茶軸/青軸はアクチュエーションポイントまでの仕事量を考慮すると、手で感じるよりも実際は重いかもしれない。
茶軸/青軸はタクタイル/クリックの特性上、途中で一旦重くなって、すっぽ抜けて底打ちになるから、撫で打ちは困難。それにそもそも、戻る時にクリック機構を戻すために力量が弱くなるので、バネで指が押し返される感覚は得られない。撫で打ちになりようがない。
スピードシルバー軸は黒軸の次に重い。バネ定数が黒軸に次いで立っていて、アクチュエーションポイントからストロークエンドまで2.2mmと広いので、撫で打ちができるかもしれない。
4.
イチゴ色の赤軸のキーボードで手がラクになった。どっきり色を選んだつもりが、そのどっきりに眼も手もすぐになじんで、これがあたりまえになった。艶消しのオフホワイトのキートップを見ているとつい触りたくなり、リモートワークの仕事をしたくなる(あはははは)。救世主だ。ありがとう。
昨年7月までに手に入れた青軸と黒軸の計3台は、見えるところに置いて時々短時間触っている。この先何年かかるかわからないけれどもリハビリを進めて、いずれは黒軸の、特に��(※)の遣い手に、復帰したい。
※)https:/
(20220812 キーボード)
の��
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(20220812_��)
(20231007推敲)
＊)[2023/10/28記載] 改題、推敲
(20240115 追記)
X(Twirrer)にリンクをポストしました。
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