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2024年04月01日07:51

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新十二支

現在日本で飼育されている飼い犬は680万頭、猫は900万頭内外だそうである(令和4年)(※1)。
在宅勤務の増加で単身世帯でも猫を飼いやすくなったことも一員なのか、犬と猫のうちでは猫を選ぶという愛猫家の割合は近年漸増してきているようである。
毎年2月22日の猫の日にはX(Tweitter)上で各社の公式アカウントがハンドルネームを猫語なまりに変えて (ニャウヒュッテ、わかにゃ生活、スカイニャーク、等) さながら猫祭りの様相を呈する(※2)。子供のいる家庭では、猫好きの子供が、戌年はあるのに猫年はないのかと真顔で訊いて不機嫌になったりしている。

しかるに、就寝中に腹の上に乗ってこられるとうなされて眼が覚めるとか、パソコン作業中に膝の上で寝られると自分も眠くなってしまうとか、キーボードの上を歩いて仕事の邪魔をするなど、憎めないだけに様々なモンダイも続発しつつあり、「ネコハラ」という新語まで生まれている。加えて、猫は狂犬病ウイルスに感染するが猫の予防接種の制度は今のところないなど、制度上も整備が必要な部分はあるようである。

それらの状況を踏まえ、猫への理解を深めるとともにより良い猫との付き合い方や防疫について振り返る機会を整備しようという気運が高まってきた。防疫の観点で厚生労働省の部局内で検討され始めたのが、おそらく最初のようである。飼い猫と快適に暮らすための、国民の全体に共有される猫愛の象徴のようなアイコンが必要だとされるようになった。

具体的には、干支に猫併用の年を設定することが決まる見通しである。本日の閣議で決定される予定である。なぜ閣議決定なのかというと、年賀状葉書の切手部分の図柄に従来の十二支以外のものを加えることと、公共放送であるNHKのニュースで「猫年」という用語を使用できるようにすることのために、それぞれ関連省令の改正が必要だからだそうだ。
焦点となる猫併用年であるが、意外にも戌年を犬猫兼用にするのではない。卯年にするそうである。理由は、アジアの一部地域で卯年の動物が猫であることに整合性を持たせ、アジア地域の伝統文化を尊重するためだそうである。卯年の動物が猫である地域の代表的な都市であるベトナムのホーチミン市と東京都との間で、猫年姉妹都市協定の締結に向けた準備が既に始まっていて、2025年4月1日の締結を目指しているそうである。次の卯年である2035年には、年賀状の印刷は猫の絵柄でもよい。絵馬は兎と猫の二種類用意されるそうである。また、スタジオギブリの新作劇場版アニメ『ネコの宅急便』が早くも来月中にクランクインの予定だそうである。


※1)
https://petfood.or.jp/data/chart2023/index.html
令和4年 全国犬猫飼育実態調査|全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会
https://petfood.or.jp/data/chart2023/3.pdf
主要指標サマリー

※2)
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2402/26/news172.html
「猫の日」のおふざけでXの“名前”を変えたら戻せなくなった企業アカウントたち 原因は「青バッジ」か(1/2 ページ) - ITmedia NEWS
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