mixiユーザー(id:17855561)

2023年08月30日00:00

21 view

沸騰する夏

毎日暑い日が続いていますが、きっと9月に入っても暫くは、こんな感じが続くんでしょうね。
昭和の頃は9月に入れば確実に秋の気配が漂ってきましたが、
令和の現在、9月は普通に夏ですよね。
 

あまりにも暑いと、暑さが故の様々な異常事態というのも起こります。
『今年の夏は、あまり蚊が少なかったな〜』なんて
思われてる方もあるんじゃないかと思いますが、実際に蚊は少なかったんですね。


蚊という生き物は、気温が15℃を超えると血を吸い始め、
26℃から31℃の気温で絶好調になるんですね。
昭和の頃の夏というのは、大体そのくらいの気温でしたから、
昭和に生きた皆さんの体は、蚊の食卓状態になっていたわけです。


ところが35℃を超えると、活動不能になってしまうそうなので、
連日36℃、37℃、どうかすると40℃超えなんて日々が続いた今年の夏は、
暑すぎて蚊が動けなかったわけですね。


しかし人の血を吸うというのは、蚊にとっては食事にあたるわけですから、
活動できないという事は、食事ができないという事になるわけです。


ですから蚊たちは、毎日明け方になると、
『今日も暑くなるかな・・・どうだろうな・・・』なんて、
ドキドキしていたわけでして、これが『緊張の夏、日本の夏』というやつでしょうね。


蚊だけではなくて、セミの声もあまり聞かなかったですよね。
蚊と同様、セミにも適温がありまして、25℃から30℃で鳴くんだそうですね。
ですからセミにとっても、活動するには気温が高すぎたわけです。


成虫はもちろんの事、地中にいる幼虫はもっと大変ですよ。
「・・・冗談じゃない!暑くてとても、地面の中なんかにいられない」
そう言って地面の上に這い出してきて、暑さのあまり木陰でボ〜ッとしていたそうでして・・・
セミが【抜け殻】になっていたそうですね。


「また地中に戻るのは嫌だから、さっさと成虫になっちゃおう」
なんてんで成虫になろうとするんですけど、まだ成虫になる体が出来上がってないもんですから、
殻を全部脱いでしまうと死んでしまう恐れがあるんですね。
仕方がないので、殻を半分だけ脱いだそうで、
【セミヌード】というのは、ここから始まったそうですけどね。


今年の暑さは虫だけではなく、鳥にも影響を与えたそうですね。
これは実際にあった事のようですが、飛んでいるカラスが、暑さ落っこちてきたという話ですね。


要はカラスが熱中症になっちゃったわけでして、確かにカラスは色合いからしても、
思いっきり熱を吸収しそうですから、アヒルや白鳥に比べたら、熱中症の危険性は大きいでしょうね。


暑さで落っこちたカラスが池に入っちゃったそうでして、それを見た松尾芭蕉が、
『古池や カラス飛び込む 水の音』なんて句を詠んだそうですけど・・・
来年の夏も、今年以上に暑さ対策は重要になってくるんでしょうね。


微笑亭さん太
6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年08月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る