mixiユーザー(id:17855561)

2023年08月28日00:00

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計算高い子を育てる

コロナに対する規制が緩み、
あちこちで合コンが行われる機会も増えてきたでしょうね。


「この間さ、友達に誘われて合コンに行ったんだよ」
「おっ、合コンか。いいな〜」
「四対四の合コンだって聞いて行ったんだけど、女の子が二人しかいなかったんだよね」
「えっ、どういう事?」
「その二人とも、妊婦だったんだよ」
二+二=四ですから、数は合ってますよね。


足し算、引き算といった計算は、小学校の算数で習うわけですが、
そういった理系の科目が苦手だという方はいらっしゃいますよね。


理系の科目には【論理的思考】というものが必要なわけですが、
算数に強くなるために必要な論理的思考力には、『数の理解』と『言葉の理解』の両方が必要だそうですね。


小学校の算数で最初につまずく事が多いのは文章問題ですが、
『数の理解』でつまずいているというよりも、実は『言葉の理解』で
つまずいているケースが少なくないんですね。


『リンゴ三個とミカン二個を足すと何個になるでしょうか?』
ある五年生の子は、このリンゴやミカンの文章問題は解けたんですが、
『ナシ三個とイチゴ二個、合わせると何個になるでしょうか?』
それがナシとイチゴに変わった途端、解けなくなっちゃったんですね。


なぜそうなってしまうのかという事ですが、
『リンゴ三個とミカン二個を足す』と書かれていたら問題なく解けるんですが、
『足す』が『合わせると』とか『全部で』といった表現に変わると、
途端に判らなくなってしまうんですね。


数える単位はとても重要で
【何個】から【何羽】に変わったら【羽】が個数を示す単位と判らなくて、
解けなくなってしまう子は、もっとたくさんいるようですね。


「残業時間三時間と残業時間二時間を足すと何時間になりますか?」
「五時間です」
「残業手当三時間分と残業手当二時間分を足すといくらになりますか?」
「ゼロ円です」
ブラック企業に勤める社員の方は、そう答えるそうですけどね。


引き算でも似たような例があるようでして、
『小鳥が十羽います。三羽逃げました。何羽残っていますか?』
こう問題文にあると『逃げる・・・逃げるってどういう事?』となっちゃうようですね。


これが『10−3』と書いてあれば計算できるんですが、
『逃げる=引く』というのが結びつかないんですね。
中には『何羽残っていますか?』という文章の最後だけを見て『います!』と
ハキハキ答えしまう子は結構いるようでして、これは計算以前の問題だという事は一目瞭然ですね。


「旦那さんに奥さんがいます。奥さんが逃げました。何が残っていますか?」
「・・・後悔と淋しさ」
世のお父さん方なら、すぐ判る問題ですよね。


微笑亭さん太
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