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2023年08月05日00:00

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その楊枝に用事がある

健康に気を配って、ダイエットに励んだり、健康食品を取るようにしてる方は多いですよね。
「私もね、美容と健康が大事だから、意識してコラーゲンやグルコサミンを取るようにしてるのよ」
「奥さん、コラーゲン食べてもプルプルするのはお腹の肉だけですし、
グルコサミン飲んでも、潤うのは製薬会社の懐だけですよ」
確かにそうなのかもしれませんね。


こういう暑い時期には、冷たいスイーツが欲しくなってきますが、
そんな中の一つに【わらび餅】というのがあります。
暑い時にわらび餅を口に放り込むと、冷たい甘さが口の中に広がって美味しいですよね。


ただ【本わらび粉】という
本物のわらび餅を作る際に使用するわらび粉で練ったわらび餅は、
常温で食べるのが基本な上に、賞味期限は二十分〜三十分と非常に短いんですね。


その時間しかないという事は、とてもテイクアウトは不可能ですから、提供する場合、
お店側は、練りたてのわらび餅をお客さんの口に放り込むしかないという事になりますよね・・・
本物のわらび餅を味わうのは、命がけになりそうですね。


スーパー等で売っている、水色のトレーに入った比較的安価なパック入りわらび餅がありますが、
その楊枝が、一部地域でなくなったと話題になってましてね。


このわらび餅、全国のスーパーで、百円前後で売られている人気商品だけに、
ネットでは『なくしていい物と悪い物がある。どうやって食べればいいの?』と
困惑の声が上がってましてね。


このわらび餅を販売しているのは、大阪府八尾市にある明日香食品というところなんですが、
年間一億五千万粒のわらび餅を生産しているんですね。
スーパーマーケットなどで八十円台で売られていて、
毎日、美味しく食べられるお得な値段が売りなんですね。


わらび餅の原材料はわらび粉、タピオカ、砂糖でして、きな粉は、大豆と砂糖なんですね。
ところが砂糖の価格は二年前の二倍、大豆は七〜八割増しになってるんですね。
もっちり食感を出すため製造時に冷水を使っているんですが、
水温を下げるために必要な電気代は、この一年で一気に跳ね上がってましてね。


さらにトレーやラップの元になる原油価格も上がり、
物流に不可欠な段ボールや運送賃も上がり、
社長の血圧も上がってるそうですから、企業にとっては死活問題なんですね。


お得感のある価格を維持するため、社内でかなりの時間をかけて議論が交わされたそうでして。
容量を減らすのか、値段の高いわらび粉の使用を止めるのか、
タピオカ粉の品質を落とすのか、水を冷やさず作るのか、
きな粉の量や質を下げるのか、社長のゴルフの回数を減らすのか・・・色んな意見が出たんですが、
ぷるぷるの食感、透明な見た目、香ばしい香り等、全てを妥協したくないという思いから、
究極の選択として、コストカットに選んだのが楊枝だったというわけですね。


それはよく判るんですが、お客さんの立場からしてみたら、
出先でわらび餅を開けたら楊枝が入ってないというのは絶望的な状況ですよね。
【楊枝虐待】かと思われちゃうかもしれませんね。


食べ物が人と人との縁を結ぶなんて事もありますが、
とある牛丼屋で知り合った男女がいまして、彼が彼女に告白しましてね。
「君の事が、【すき家】!振り向いてくれるのを、いつまでも【松屋】」


それをきっかけに付き合う事になった二人でしたが、
彼女が彼氏を家に連れていくと、彼女のお父さんが、
「その男は、よしなや(吉野家)」
と言ったって話がありましてね・・・なかなかうまくいかないもんですね。


微笑亭さん太
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