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5月に秋田勤務になったが、6月9日金曜日は13:30に男鹿市役所を訪問する仕事が入った。
秋田に着任して初めて男鹿を訪問することになったこともあり、せっかくだから昼飯は男鹿で食べることにした。
男鹿市役所やJR男鹿駅がある船川で食べようと思うが、船川には飲食店が少なく選択肢も限られ、JR男鹿駅近くのファミリーレストラン「園」へ。
メニューは豊富だが、男鹿でしか食べることができないメニューを見つけたので、その「男鹿の焼きそば(750円)」を注文。
どこにも説明が書かれていないのでどんな焼きそばが出てくるのか期待していると、一見すると塩焼きそばみたいな焼きそばが配膳されてきた。
なるほど、具材に日本海に面した男鹿市で水揚げされたと思われるイカが入っており、食べてみると塩やきそばではなくこれは秋田の魚醤「しょっつる」味の焼きそばだった。
付いてきたスープにもワカメなどが入っている海藻のスープである。
途中からは白コショーも振り掛けていただく。
完全にジャンキーな感じになってしまった。
魚臭さが出ない程度のしょっつる味の焼きそばに白コショーが相結構旨いな。
よく見るとヒジキも入っていたのか。
麺も普通の中華麺とはちょっと違う感じで、海がテーマの焼きそばのようである。
秋田ならではのしょっつる味の焼きそばを堪能しながら残り1口まで食べ進んだ。
おいしくいただき完食。
同じ秋田県には目玉焼きと福神漬が乗った派手目な「横手やきそば」があり、それと比べると「男鹿焼きそば」は見た目は地味だが、「横手やきそば」は普通のソース味なので、「秋田ならではの味わい」という点ではしょっつる味の「男鹿焼きそば」は完全に地産地消のご当地焼きそばだった。
帰ってからインターネットで調べてみると「男鹿のやきそばを広める会」公式ホームページが見つかり、正式には「男鹿しょっつる焼きそば」と言い、「タレは日本三大魚醤の一つ秋田名物しょっつるベースの塩味としょうゆ味」、「麺は粉末ワカメと昆布ダシ入りの特製麺」、「具材に肉を使わない回線焼きそば」という決まりがあるようである。
しかも、「男鹿の伝統的食文化『ハタハタしょっつる』を活かした『男鹿しょっつる焼きそば』」とのことで、地産地消の素晴らしい「ご当地焼きそば」であった。
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