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自分はラーメンと言ったら感動的においしい店もなければまずいと思う店もなくそこそこ食えてしまうみそラーメンにはほとんど興味がない。
学生時代にゼミの仲間に秋田市出身者がおり、当時「秋田でおいしいラーメン屋と言ったらオススメ店はどこか」と尋ねたら「吾作」と言われていたのだが、「吾作のみそラーメンが旨いんだ」と聞いたため秋田旅行したときにその「吾作」へは行かなかった。
そんな自分だが、5月から秋田勤務になったら通勤経路に「吾作」秋田山王店があった。
「吾作」は昭和40年創業の老舗で、現在秋田県内に6店舗展開しているようだが、味噌ラーメンには興味がないとは言え、秋田勤務なったら1度は「吾作」で食べてみねばなるまいと思い、6月2日金曜日は夕飯がてら「吾作」秋田山王店に寄った。
メニューは「醤油味」も「塩味」もラインナップされているが、いちばん上に書かれているのは「みそ味」でもあり(写真2)、ここは昔から秋田県民に評判の「みそ味」を食べてみねばならないだろうと思うが、日ごろ不足しがちな野菜摂取もしたいところでもあり、「野菜みそ(900円)」を注文。
見た目は白みそベースの普通のみそラーメンである。
まずはスープをひと口飲んでみるが、当然みその味がするのだが、みそ臭過ぎることもなく味に深みがありめちゃめちゃ旨いじゃないか。
次に麺と野菜を食べるが、非常においしいみそラーメンである。
チャーシューはサイコロ状に切られているが、昔ながらのカタ目の赤身肉のチャーシューで噛み応えがある。
カウンターに置かれている「にんにくラー油」が気になる。
普通のラー油も置いてあるから、これはギョーザ用ではなく好みに応じてラーメンに入れろ、ということなんだろう。
「にんにくラー油」を入れてから、あらためてスープをひと口飲んでみると、ラー油の辛さににんにくの風味が加わり、白みそ仕立てのスープが一層引き立ち旨いな。
こんなにおいしいみそラーメンは初めて食べた。
適宜「にんにくラー油」を足しながら、麺と具は残り1口まで食べ進んだ。
スープの底にたまったひき肉も食べるが、塩分摂り過ぎを控えるため、スープは半分くらいは残した(写真撮るのを失念)。
学生時代のゼミに秋田市出身の友人がいなかったら一生食べることなどなかったかも知れない「吾作」だが、食べてみたらめちゃめちゃおいしいみそ味のラーメンだった。
そして、6月15日木曜日も仕事の帰りに夕飯として食べて帰ることにして「吾作」を再訪。
前回初めて訪問して、まずは「野菜みそ(ラーメン)」を食べたら思いがけずおいしかったが、今回はほかの味も食べてみようと思う。
メニューには野菜が盛られるのは「野菜みそ」だけしか記載されていないが、食券売場で「野菜が入っているのはみそだけですか?」と尋ねてみたら醤油も塩も同じ値段で野菜入りにできるとのことで、今回は「塩味(770円)」を「野菜みそ」のように野菜入りにしてもらった(900円)。
塩味のタンメンみたいに透き通ったスープかと想像していたが、想像していたモノとは異なる濁りのあるスープである。
まずはそのスープをひと口飲んでみると、「野菜みそ」も旨かったが「塩味」も深みのある味わいで思っていた以上に旨いじゃないか。
麺は「野菜みそ」と同じ麺と思われるが、「塩味」のスープでも遜色なく非常においしい。
スープ以外は「野菜みそ」とまったく同じようで、サイコロ状にカットされたチャーシューも旨い。
「塩味」は途中で「にんにくラー油」などの香辛料やニンニクなどを足すことなく、麺と具は残り1口まで食べ進んだ。
麺と具を全部食べ終えたが、残ったスープの底には挽き肉が沈んでいたので、沈んだ挽き肉はできる限り食べる。
細かな挽き肉まで全部食べることは難しいが、塩分摂取は控えたいところでもあり、スープは半分くらいは残した。
みそラーメンが有名な「吾作」だが、「塩味」も想像以上のおいしさだった。
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