《ユダとは誰か 原始キリスト教と『ユダの福音書』の中のユダ/荒井献》
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12人いたといわれるイエスの弟子の名を、
すべて挙げることができますか?
4〜5人は思い出せるかもしれませんが、
全部答えられる方は、
少ないのではではないでしょうか?
それでもユダの名は、
ほとんど誰もが知っているはずです。
ユダについて書かれた本は、
以前にも何冊か読みました。
なぜユダに惹かれるのでしょう?
彼がいなければ新約聖書の物語は
成立しなかったと思えるからかもしれません。
そういう意味では、
12使徒の中でもユダは極めて
重要な役割を担っていたことになります。
イエスはユダが裏切るということを知っていながら、
あえて彼の思い通りにさせました。
なぜならば、
そのことがイエスにとっても、
とても重要だったからです。
本書では4つの福音書の記述を比較しており、
とても興味深い内容でした。
時代によって福音書の書かれた目的、
著者の意図が異なり、
マグダラのマリアのイメージが、
グレゴリウス1世によって歪められたのと同じように、
ユダについての記述も、
時がたつにつれて変化していることがよくわかりました。
ユダもイエスの愛した弟子のひとりです。
その罪は許されていると信じたいです。
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