6月3日に名古屋市で行われた、
名古屋城のエレベータ設置問題の討論の場で、
出席者が差別的な発言を行った事が物議を醸しています。
発言の内容は、
「我慢せえよって話なんですよ。お前が我慢せえよ。」など、
ほとんどヘイトスピーチのようなものだったようです。
2019年のあいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」では、
やはりヘイトスピーチまがいの話がありましたが、
この時は、ある意味全国的な話かと思っていました。
今回は名古屋市限定の話のような気がしますので、
名古屋市のレベルと言うのは、この程度なのかと感じました。
名古屋市民はどのように感じたのでしょうね?
名古屋城の木造化は、基本的に悪い事ではないと思います。
特に、戦前国宝になっていて、戦災で焼失した名古屋城に関しては、
詳細な記録が残っているようで、創建当時に復元するのは可能なのかも知れません。
しかし、だからと言って、現代社会の中でバリアフリーを無視するのは、
僕は間違いのような気がしています。
何故、創建当時の姿に戻そうとするのか、その意図が分かりませんが、
電気設備など、創建当時になかった物は加わるはずで、
完全に創建当時と同じにする事は不可能だと思うのですが。
現在の建築物については、基本的にバリアフリー法で、
様々な障壁を取り除く事が求められています。
特に公共団体である名古屋市が税金を使って建設する建物ですから、
最大限の配慮がなされてしかるべきものだと思います。
このままで行くと、バリアフリー法に抵触するのではないかとも思うのですが、
城を建築する場合には、守らなくても良いのでしょうか?
1月に、東京都の「江戸東京たてもの園」に行きました。
江戸時代から昭和の前半までの歴史的な建物が、そのままの形で残されていますが、
それぞれの建物に、エレベータやスロープが付けられ、
ほとんどの建物に車椅子でも中に入れるようになっていました。
これが本来の姿だと思います。
河村たかし市長は、この問題について週明けにも結論を出すような意向のようです。
そうなると現在のエレベータなしの案になるのでしょう。
このまま出来上がると、新しく出来る名古屋城は、
ノーマライゼーションの理念を無視し、
障がい者差別の象徴となるような気がしますが、
名古屋市民は、それでも構わないと思うのでしょうか?
【今日の一句】
胸がキュン 大当たりだと キューピッド
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