漫画の入口って雑誌が多いと思うのですが、
漫画雑誌も私の少年時代から考えるとずいぶん増えて戸惑う程です。
ゆえにマイナー漫画が登場して当然なのですが、
独断でマイナーと思う漫画の紹介をしている訳ですが、
9回目は
「佐々木とピーちゃん」
主人公は平凡なサラリーマンで、動物好き。
本来は犬や猫を飼いたかったのですが、住宅事情が許さず、鳥類に。
そこで胸に星のついた桜文鳥と出会い、飼い主になります。
ところがその文鳥は転生した異世界の賢者で、異世界と行き来でき、
主人公に魔法を教えたりと、不思議な共同生活が始まります。
中世風の異世界に、現代の製品を売り儲ける訳ですが、
日本の通貨や税務管理の厳しさから、日本ではなく現地で商売を始めます。
そんな生活が安定し出した頃、現代日本で超能力者の戦闘に巻き込まれ、
政府の超能力機関員を助けてしまったせいで、無理やり機関員にされて、
反乱分子の能力者と戦う羽目に。ホームレス状態の魔法少女を拾ったり、
文鳥一匹のせいで平凡な人生がごろっと変わってしまう物語です。
社会の仕組みでいろいろな制限がかかったり、政府機関は味方も信用しづらかったり、
のんびりした主人公に対して環境がハードなコントラストが面白いです。
原作は結構進んでいますが、漫画は現状二巻です。
次が出るのがちょっと待ち遠しいと思える秀作です。
ログインしてコメントを確認・投稿する