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2023年05月29日05:06

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佐川急便事件の第二公判


佐川急便事件の松沢に対する第二回公判では、平和堂の前身会社だった「誠広」の元代表の検事調書が読み上げられました。調書によると、この元代表は「渡邉が政治家との関係で表に出せない金がいるとたびたび話していた」としたうえで、「1986年から1988年にかけて、渡邉元社長から株取引などに絡んで融資を受けていました。

その際、渡邉元社長が「政治家との関係で金が必要」と話していたため、儲けた分の半分は渡邉元社長に裏金としてバックするつもりでした。1988年春には、松沢代表と相談のうえ、計二億円を渡邉元社長に渡しました。この金の性格については、裏金という露骨な言葉は使わなかったが、互いに心の内はわかっていた」と供述しています。

検察側は冒頭陳述の中で、渡邉は東京佐川急便が松沢に資金の貸付をしてやった見返りとして、1989年4月ごろから1990年12月ごろまでの間、多数回にわたり松沢から裏金として現金合計約十七億五千万円を受け取り、その一部を親交のあった政治家への献金にあてたと断じています。

渡邉と近かった事件関係者に話によると、渡邉は取り調べの中で、特捜部は安倍晋太郎と三塚博に関することを集中的に聞かれたため、特捜部の狙いは金丸、竹下ではないという印象を強く持ったと話していたという。

しかし、この十七億五千万円について、法務省は1992年11月30日に開かれた衆院予算委員会の集中審議の中で、渡邉が松沢から裏金を受け取っていた事実があることを認めながらも、「その使途につき必要な捜査を尽くしたものの、この関係では、これまでのところ、金丸前議員に関わるもの以外には、政治資金規正法違反などの嫌疑ありとして訴追するに足りる事実は確認できませんでした」として事件性はないという判断を示している。

渡邉は特捜部の取り調べ段階で、一度は金丸や竹下ら十二人の政治家に二十三億六千万円を配ったと供述したとされています。しかし供述が揺れる渡邉は、公判ではすべてを否認。終始、このあいまいな渡邉供述に一喜一憂し、ダッチロール捜査を展開した末路を見る思いだが、元検察首脳は、政界工作を解明できなかった理由を次のように説明しました。

「たとえば竹下元首相側にも、平成元年(1989年)7月中旬と二年(1990年)6月30の二回、計二億円が渡っていた。特捜部は最初その事実を突きとめたが、手をつけられなかった。理由は原資を特定できなかったからです。金丸発言の後、特捜部は金丸さんに渡った五億の原資を特定したが、それはあちこちから寄せ集めて帳尻を合わせた。

パイが決まっているわけだから、 他の政治家についてはお手上げの状態になってしまった」
そしてこう続けています。「最初から政治家狙いで捜査に着手はしたが、肝心の渡邉は、本当のことは言わない。その渡邉供述に振り回され、挙げ句の果てに金丸発言が飛び出した。緻密な捜査ができず、供述だけに頼る捜査をしたから、展望が立たなくなってしまった。」

「さらにいえば、金丸さんの首をとったことで、特捜部の使命を果たしたと安心してしまった雰囲気があった」惨憺たる状況が伝わってきます。そして、こうした一連のずさんな捜査内容は、さらに検察を未曾有の権威失墜という状況に追い込んでいくのでした。

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

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