先日、名古屋支店の漫画仲間の同僚と話をして、
彼の読んでいる作品リストを見せて貰った訳ですが、
そのリストに無い面白いと思える漫画を紹介したら、
近所の本屋に無いと、同僚にまでマイナー漫画好き
にされてしまいました私です。
挫けず紹介するのですが、7回目は
「大自然の魔法師アシュト、廃れた領地でスローライフ」
主人公のアシュトは英雄貴族家に生まれたものの、
兄妹は強力な軍事に有用な魔法特性であったために
魔法適性が戦闘に関係ない「植物」の彼は落ちこぼれ認定、
好きな女性も政略で兄の婚約者となってしまい、
失望して家を出、廃嫡されて魔境の森へ。
人跡未踏の地を一人で開拓していた所、うわばみハイエルフと
一緒に作業を進める事になったと思ったら、
負傷したエルダードワーフを助けたりと仲間が増えていきます、
軍事に関係ない植物魔法は、村づくりや農業に非常に有効で、
魔法特性が同じ「伝説の竜」に見込まれるに至り、
伝説の果実や薬草を育てたり、助けを求めてきた希少種を
次々迎え入れ、それが村となって大きくなっていきます。
そうする内、見限られていた思っていた兄が、
政略的婚約をつぶして、主人公が好きな女性を自由にし、
妹はその彼女を連れて、主人公の村で生活しだします。
兄妹が自分のことを本当に心配していてくれたことを知り、
自分を見直して生きる。と言うお話です。
まあ、やさしい話です。
一人で生きて行く決心をした途端、人々の中心になってしまう皮肉。
それでも村長となって、皆と協力して生活をを守って行く主人公。
本来は一人でのんびり暮らしていくつもりだったので、
本質は皆に自由にやってもらい、種の特性を理解・尊重しつつ
必要なものを分担し、強制でなく「協力」する姿は、
本来、アメリカが目指した民主主義形態に近い気がします。
まあ、私の大好きな癒し系ですね。
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